ここでは、「森づくり大作戦」でも採用している自然の森の再生方法のひとつ、
「生態学的混播法」について説明します。
 
 森は厳しい自然によって失われることがあっても、そのたびに再生を繰り返す大きな力を持っています。この自然のリズムを生かすことで、私たち人間によって失われた森をよみがえらせる・・・。これが生態学的混播法の考え方です。

 近くの森から集めたいろいろな種類のタネや育てた小苗を植えると、その場所の気候や土などの条件にあった生命力のあるものだけが自然の中で生き残っていく。つまり、生態学的混播法は、自然が選んだ「いのち」によって、自然林がつくられることを目的としています。
 近くの森(自然の森)でいろいろな木から、できるだけたくさんのタネを集めます。
タネは重さによって分けます。
 
  採ってきたタネを、発砲スチロールの苗床で発芽させます。1年間育てたら、ポットに植えかえます。
※重いタネは直接ポットで発芽させます。
 
 まず、杭を立て、それを中心として直径3m程度の円をつくり、サークルの中に、発芽して、1〜2年育てたいろいろな木の小苗を植えます。さらに、いろいろな木のタネをたくさん播きます。このサークルをたくさん作ります。
 
5年後・・・植えたタネや苗が自然の力で守り育まれながら、いっしょうけんめいに生きています。生き残るのはこの中の一本くらいなのです。
 
30年が過ぎると大きな樹木に成長しています。再生した森は、動物を育み、大雨を大地にしみこませ、水を作り出すのです。
 
※「生態学的混播法」は、北海道工業大学の岡村俊邦教授と独立行政法人北海道開発土木研究所環境研究室が中心となって研究されてきた自然林の再生法です。
 
 生態学的混播法は家族や仲よしグループ、学校やクラスのみんな、だれでも自由に参加できます。緑ゆたかな地球の未来を残していくために、できることから始めましょう。
 まずは、自分の手で小さな苗を育ててみませんか・・・。


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