5月26日開催しました平成13年度名取川・阿武隈川下流水防演習は天候にも恵まれ、無事成功裡に終えることができました。
 今回の演習により、洪水から地域住民の生命と財産を守る水防活動及び関係機関の連携の重要性と水害に対する心構えを、皆様方に広く知っていただくことができたものと確信しております。
 今後とも、水害を防ぐための治水事業を引き続き実施してまいりたいと思います。これからも皆様のより一層のご理解とご協力をお願いいたします。

平成13年度名取川・阿武隈川下流水防演習実行委員会 会長
東北地方整備局仙台工事事務所 所長
岡崎 新太郎


想定天気図
 梅雨全線の北上に伴い、宮城県全域では、24日から雨の降る、ぐずついた天気となり、翌25日も活発な梅雨全線が、東北地方南部に停滞し、県内の雨足は徐々に強まり、名取川及び阿武隈川下流部では、さらに中型で並みの強さを持つ、台風1号の接近に伴って、24日から降り続いた雨が、今後益々強く降る見込みです。

 名取橋水位観測所の水位は、26日午前4時に警戒水位を超え、さらに上昇しつつあります。このため、国土交通省仙台工事事務所は、26日午前4時20分、名取川及び阿武隈川下流部に水防警報を発令し、水防団は警戒体制に入りました。
豪雨映像

 また、午前8時10分には、仙台管区気象台及び国土交通省仙台工事事務所は、名取川及び阿武隈川下流部の洪水注意報を洪水警報に切り替えました。

 名取川及び阿武隈川下流部での今後の雨量は、多いところで150mm程度と予想され、このため、名取橋水位観測所の水位は、今後益々上昇し、平成6年の9.22豪雨を大きく上回るものと予想されます。


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