東北地方の中心としての仙台市の役割の高まりに併せ、地域間の連携を支える高規格幹線道路網の整備を進めてきたところであり、現在では東北地方内の全ての人口10万都市と仙台市が高規格幹線道路により直結されています。
 一方で、仙台市内の道路整備状況を見ると、極めて深刻な交通渋滞に悩まされています。しかも、自動車交通への依存度は近年ますます高まってきており、「杜の都」という名にふさわしい仙台市とするためにも交通渋滞の解消が強く求められています。


昭和48年に東北地方で初の高速道路(東北道白河・郡山間及び白石・仙台南間)が完成して以来30年弱が経ち、現在では約1,200kmの高規格幹線道路が東北地方において完成しています。
全ての人口10万都市と仙台市とが高規格幹線道路で結ばれており、その間には高速バスが運行されているなど仙台市への利便性は大幅に高まっています。
≪拡大図≫


仙台市内における都市計画道路の整備率は約半分程度に過ぎません。
一般国道への交通が集中している結果、仙台市内における道路混雑は東京などの大都市とほとんど変わらない深刻な状況となっています。



地下鉄等の公共交通機関の整備が不十分である仙台市においては、他の大都市圏と比較して自動車交通への依存度が高くなっており、その割合はますます高まってきています。