鋼製橋脚は橋脚の幅を小さくできるという利点があり、コンクリート橋脚は安くつくれるという利点があります。
中央分離帯の幅が十分とれる箇所では安くつくれるコンクリート橋脚とします。
右折車線などで中央分離帯の幅が狭くなっているところでは、橋脚の幅を小さくできる鋼製橋脚とします。
また、幅の狭い鋼製橋脚とすることで交差点の見通しがよくなります。



橋脚と橋脚の間隔を短くできるところでは、橋脚の間隔を短めにして桁を鈑桁としたほうが安くなります。
交差点部分など、橋脚と橋脚の幅が広くなってしまうところでは鈑桁では耐えられないので、より丈夫な箱桁を採用します。



舗装に用いられるアスファルトは水を通しますが、水は床版に浸透すると冬期間の凍結・融解により、コンクリートのひび割れや鉄筋の錆つきなどの悪影響を与えます。そこで、橋梁部では床版の耐久性を向上させるために、床版と舗装との間に防水シートや防水性塗膜を用いて防水層を作り、水の浸透を防止します。



P43少し北の橋上では防水工事が行われていました。塗っているのはコールタールという黒色で粘り気の強い防水性に富んだ油状液体です。


いわゆるアスファルト舗装に用いられるアスファルト混合物は、原油から得られるアスファルトという黒色の物質に、砕石等を混ぜ合わせたものです。
アスファルトフィニッシャーは、このアスファルト混合物を均一に敷きならすための機械です。
アスファルトフィニッシャー



道路工事の現場でよく目にするタイヤローラは、3〜9本程度のゴムタイヤを装備したローラで、土やアスファルト混合物などを締固めるための機械です。
タイヤローラ


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