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重要水防箇所図(最上川下流・赤川)

平成29年度版 重要水防箇所図

最上川下流及び赤川の重要水防箇所図をPDFにて公開しています。
重要水防箇所図は、以下からご覧いただけます。

最上川下流

重要水防箇所とは

重要水防箇所とは、洪水時に危険が予想され、重点的に巡視点検が必要な箇所です。それぞれの箇所の堤防の状態などにより「堤防高」「堤防断面」「漏水」などのいくつかの種別に分類されます。さらにその種別ごとに、その状況に応じて2つの重要度に区分されます。

●重要度A(水防上最も重要な区間)
●重要度B(水防上重要な区間)

また、新しく堤防を作った「新堤防」、過去に堤防が決壊したことのある「破堤跡」、以前川だった所が堤防となっている「旧川跡」については、「要注意区間」としています。

重要水防箇所

種別 重要度
堤防高
(流下能力)
現況の河道(※1)に計画高水流量規模(※2)の洪水が流れてきたとき、水位が現況の堤防高を越えてしまう箇所。 現況の河道に計画高水流量の洪水が流れてきたとき、あふれることはないが、必要な余裕高(現況の堤防高と洪水の水位との差)がとれない箇所。
堤防断面 現況の堤防の断面積あるいは天端(※3)の幅が、計画に対して半分に満たない箇所。 現在の堤防の断面積あるいは天端の幅が、計画に対して足りないが半分以上はある箇所。
漏水※
(※漏水とは洪水の水が堤防から漏れ出すこと。)
漏水が起きたことがあるが、まだその対策が十分でない箇所。 漏水が起きたことがあり対策が施されているが、まだ完了してない箇所。 過去に漏水が起きたことはないが、旧河道などその可能性のある箇所で、まだその対策が十分でない箇所。
工作物 堰、橋、樋管などのうち、施設が老朽化していたり、護岸が取り付けられていないなど、改善する必要があるが、対策を十分に施していない箇所。橋などの高さが低いため、計画高水流量に達した場合に、橋桁がもぐってしまう箇所。 計画高水流量に達した場合に、橋桁がもぐってしまうことはないが、必要な余裕高(橋桁下と水面の距離)がとれない箇所。

※1 河道(かどう) :両側を堤防で囲まれ洪水時など水を流す部分を指します。
※2 計画高水流量 :その川で流すことのできる目標の流量を指します。
最上川下流では150年に1回、赤川では100年に1回起きる規模の降雨による洪水を想定し流量を決めています。
※3 天端(てんば) :堤防の一番上の平らな部分。

要注意区間

工事施工 堤防を開削する工事箇所等により、本堤に影響を及ぼす箇所。
新堤防 堤防を新しく作ってから、3年以内の箇所。新堤防が、上下流の堤防や地盤の土となじむまでには時間がかかり、また洪水の経験がなければ、堤防としての機能の確認ができないため、作ってから3年間は要注意区間とします。
破堤跡 過去に破堤(堤防が決壊すること)したことがある箇所。地質が弱いことも多く、必要な対策が完了しても要注意区間とします。
旧川跡 以前は川であったところが現在では堤防となっている箇所。地質が弱いことが多く、必要な対策が完了しても要注意区間とします。
陸閘 陸閘は、通行などのため、堤防につけたドアのようなものです。洪水の危険がある場合にはこれを閉めて、堤防の役を果たすようにします。

水防工法

水防工法とは、洪水時に堤防に異常が生じた時に、堤防が壊れないように迅速に行う応急処置の事です。

水防工法

築きまわし
(築き廻し)
堤防の裏法面に堤防断面の厚みをつけ、破堤するのを防ぐ
シート張り
(表蓆張[防水シート使用])
川表が崩れるのを防ぐ。吸い込み口をふさぎ透水を防ぐ
月の輪 土のうを積んで河川水位と漏水口と水位差を縮め水の圧力を弱め、漏水口が拡大するのを防ぎ、堤防の決壊を未然に防ぐ
釜段工 漏水の噴出口を中心に土のうを積み水を貯え、その水圧により、水の噴出を止める
木流し 流水をゆるやかにする。川表が崩れるのを防ぐ。川表を淀欠けを防ぐ(緩流部)
積み土俵
(積土のう)
堤防天端に土のうを積み、越水を防ぐ