鷹巣出張所ホームページ River たかのす 〜鮎とサクラマスの遡上する米代川〜

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平成18年12月13日
「米代川を語り継ぐ」を開催しました
〜洪水の記憶・治水について次世代まで伝えるために〜

 普段は穏やかに流れている米代川も台風や梅雨前線のもたらす大雨により洪水となり、田畑や時には民家をも襲い自然の脅威の一端を見せつけてきました。
戦前の北秋田市(旧鷹巣町)においても米代川にはまだ堤防がなかったため、台風などにより幾度となく洪水を引き起こしていました。
 鷹巣出張所は戦後の昭和24年8月に建設省東北地方建設局米代川工事事務所(現国土交通省東北地方整備局能代河川国道事務所)の出先機関として設置され、綴子川改修を始めとして米代川の鷹巣地区に築堤などを行い地域を洪水から守る事業を進めてきました。

   出張所発足当時は出張所職員が工事を直接行う直営方式で始め、土を掘削する、土を運ぶ、固めるなど人力により作られた堤防工事でした。その後、ブルドーザーの導入など機械化が図られましたが出張所職員による直営工事で、まさに、鷹巣地区の洪水から地域を守る堤防造成は携わる者の汗と熱意によって作られたものでした。

   鷹巣出張所では、能代河川国道事務所創立70周年にあわせ、出張所発足当時から昭和の終わりにかけて在職した7名の代表の方々から、米代川の「洪水」や「工事」、「地域との関わり」などについての体験や出来事、思い出などを聞くことにより、洪水の歴史を風化させることなく今後の治水に役立てていくことを目的に「米代川を語り継ぐ」を12月1日に開催したしました。

 米代川の現地及び会議において、当時の堤防工事や洪水などについて意見交換を実施したところです。
 「米代川を語り継ぐ」の詳しい内容については、後日、ホームページに掲載いたします。

○現地で当時を振り返る
○意見交換の様子

○昭和36年当時の鷹巣地区堤防工事の様子