鷹巣出張所ホームページ River たかのす 〜鮎とサクラマスの遡上する米代川〜

鷹巣出張所ニュース
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融雪期に伴う出水について
・毎年4月になると融雪に伴う河川の増水が心配されますが、降雨を伴うとさらなる増水が懸念されます。
・昨年度は、平成15年4月30日に融雪と降雨により鷹巣水位観測所で4m27cmの水位が記録されたものの、幸い大きな出水には至りませんでした。
・米代川は、平成9年度から国土交通省と気象庁が共同で洪水予報を行う「洪水予報指定河川」に指定され、これにより米代川流域の雨量や洪水予報基準点における水位の予想等を示した米代川洪水予報・警報を発表しますが、米代川上流(鷹巣出張所管内)には、洪水予報・水防警報対象水位観測所が二箇所設置されております。
・そこで、二箇所の水位観測所において水位上昇をした際の基準を簡単に説明したいと思います。
鷹巣水位観測所(鷹巣町西大柳岱)※既往最高水位(5.10m 昭和55年4月)
 ※低気圧における降雨と気温上昇による出水
十二所水位観測所(大館市十二所)※既往最高水位(8.39m 昭和26年7月)            ※温暖前線による大雨による出水
観測所名
指定水位
  警戒水位
危険水位
15年4月〜16年2月まで
の平均水位(目安)
鷹巣水位観測所
5.60m
6.10m
6.80m
2.87m
十二所水位観測所
2.50m
3.00m
5.90m
0.93m
※指定水位(洪水の発生する恐れがある場合) 
=注意体制
※警戒水位(洪水による被害が発生又は発生の恐れがある場合) =警戒体制
※危険水位(洪水による重大な被害が発生又は発生の恐れがある場合) =非常体制
注意体制=
災害が起こり得る事象が発生し、又は軽微な災害が発生した場合にとる比較的少人数で災害に対応するための配置体制
警戒体制= 大きな災害が起こり得る事象が発生し、又は比較的大きな災害が発生した場合にとる交代要員を考慮した配置体制
非常態勢= 大規模な災害が起こり得る事象が発生した場合、又は重大な災害が発生した場合にとる災害対応の長期化を考慮した配置体制
 以上、簡単に説明させていただきましたが、皆様も各観測所で指定水位になった場合はいつでも避難できるような準備をしてください!!
 なお、各観測所の水位情報については、下記によりご覧いただけます。
携帯電話から
河川情報 ☆ 雨量・水位・水質「iモードのみ」
アドレス   http://i.river.go.jp/
インターネットから
河川情報 ☆ 雨量・水位・水質
アドレス   http://www.river.go.jp/
なお、能代河川国道事務所ホームページ(米代川の水位・水質)からもアクセスできます。)

中岱橋下部工工事における進捗状況について
 当出張所のHP12月号でご紹介した、秋田県よりの受託工事「中岱橋下部工工事」については、12月上旬に発注となり、2月末現在の進捗率(進み具合)は43%です。
 現在は、橋台工の基礎が終了し、本体壁面部の高さ約5mのうち2.7mまでのコンクリート打設が終了しています。
全 景
内部状況
 この工事は冬季作業ですが、冬期における安全対策についても十分に配慮して作業を行っています。 
 
 なお、当初予定では3月末の完成に向けて施工しておりましたが、周辺地域との関連で作業条件に変更が生じたため、工期が5月末までと変更にまります。これにより、地域の皆様には、周辺道路における工事車両の往来等でご迷惑をおかけする期間が長くなりますが、ご理解とご協力のほどよろしくお願いします。