鷹巣出張所ホームページ River たかのす 〜鮎とサクラマスの遡上する米代川〜

鷹巣出張所ニュース
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鷹巣出張所のホームページが平成15年9月に開設されました。
 1969年3月に、鷹巣出張所が完成してから、今年で34年目を迎えます。
 鷹巣出張所は米代川上流鷹巣町今泉から比内町扇田までの米代川本川35.9kmと支川小猿部川1.8kmの計37.7kmの河川管理をしています。
 米代川は、天然アユの遡上河川として全国に知られており、毎年多くの釣り人が訪れます。そこで、近年の護岸工事はコンクリートのみによる工事から、従来の強度を保ちながら自然に近く、魚類などに配慮した護岸・河床工事を多自然型護岸工事として進めています。
 また、最近では、「平成12年2月に公共事業の説明責任(アカウンタビリティ)の向上に関する行動計画」が策定され、地域との連携を図り、十分な理解を得ながら事業に取り組んでいます。
 そこで、地域住民の方の自然や環境問題の関心の高まりと併せ、小・中・高等学校において「総合的な学習」が本格的に開始され、河川に関係した学習・活動が多く見られ、河川に関する質問も多く、これまで以上に地域との関わりが重要になっています。
 そこで、地域の皆様とより一層のコミュニケーションを図ることを目的に、「鷹巣出張所ホームページ」を開設することにしました。
 季節にあわせた河川に関する情報提供のほか、地域のホットな話題等の情報提供をしていきます。

鷹巣出張所の組織と業務の紹介
出張所長(総括)
├事務係

: 国民の財産である河川の占用や許認可事務を行うとともに、河川を巡視し、ゴミの不法投棄や占用違反行為の指導を行っています。その他、総合学習の支援や地域住民の要望等の窓口となっています。                  
└技術係 米代川流域市町村を洪水から守るために、次のような工事の設計・施工監督を行っています。
1)新しく堤防を築いたり、弱い堤防を補強する護岸等の工事(河川改修事業)
2)整備されている堤防や護岸等を良好な状態に保つための工事(維持修繕事業)
3)洪水により被害を受けたり、危険箇所を整備する工事(災害復旧工事)

環境に配慮した護岸
 比内町扇田地区において、河岸洗掘防止のため護岸工事を実施しています。 米代川は天然鮎の生息で有名ですが、当地区についても釣り人がにぎわっています。そこで、従来の工法では護岸の法尻をコンクリートブロックで押さえていたものを、木工沈床ブロックを使用して、ブロック表面 部を木枠で囲い、掘削時に採取した玉石を詰めて、鮎の採餌場として復元するように配慮した工法を採用しています。

米代川鮎釣り情報
 今年の米代川での鮎釣りは、天候の不順もあり魚影が薄く、散々な状況となっています。例年なら鮎の小型化はあるものの、数では平均20〜30匹は釣れていましたが、今年は1日粘っても精々10匹程度。(鷹巣町周辺)特に、土・日しか釣りが出来ないサラリーマンにとっては、必ずといって雨、増水、そして東風で、川に立ち込む日が殆ど出来ない状況です。
 しかし、9月4日には鷹巣町漁協組合長自ら28cm(重さ230g)の大型鮎を釣り上げています。また、桧木内川、役内川では例年並みに釣果 、型良との評判で、釣り客も昨年以上との状況となっています。
 今年の鮎釣りも終盤を迎え、納竿の時期となりましたが、来年に期待して米代川へ是非来て下さい。

※H15年鮎が釣れない理由:海水温の異常な低さ→孵化したての仔魚が生き抜くには過酷な海洋環境→遡上数の激減
秋田県淡水魚研究会代表:杉山秀樹氏

アユ釣り状況(比内町扇田地区)

車上荒らし対策のための
ちょっとおもしろい釣り人の工夫