平成15年11月20日 第 5号

もくじ
(1)秋の合同剪定会03開催される
(2)新会員紹介
(3)随筆 私のお宝品 〜能面の風姿に魅せられて〜 勝長 幸四郎
(4)回想 私の宝物 祈 武運長久 贈 淺田嘉美君 〜バンザイ・万歳と歓呼の声に送られて〜 淺田 嘉美
(5)☆たんぽ会大成功☆
(6)編集後記
秋の合同剪定会03開催される


平成15年10月17日
 去る10月17日(金)、18日(土)の両日、前日までの雨模様から一転、晴れ渡る秋空のもと平成15年度・秋の合同剪定会が実施されました。
 第1日目に「黒松ハウス」前で開会式を行い、能代国道維持出張所戸嶋所長、川村会長の挨拶を頂いたあと記念撮影を行いました。そのあと大塚講師から剪定作業上の留意点について指導を頂き、一斉に“もみ上げ”作業に取りかかりました。
 剪定会参加のみなさんは一年ぶりの“もみ上げ”の作業に快い汗を流しました。
 今回は、3名の初参加の方がおり、両日あわせて延べ約30人の方が参加されました。 作業にあたられたみなさん大変御苦労さまでした。

大塚講師による剪定指導

平成15年10月18日


新会員紹介
 合同剪定会の行われた10月17日に 新たに一人の会員を迎えました。

氏 名  菊地  正治
住 所  能代市常盤

佐藤吉雄さん指導のもと早速、もみ上げ作業に 当たっていただきました。


随筆 私のお宝品
〜能面の風姿に魅せられて〜
勝長 幸四郎
 生来 私は木の持つ柔らか味と香りに惹かれて独特な愛着を持っていました。それが60の手習いで生き甲斐に発展したことは、本当に有り難いことであります。
 10年前偶然にも知人の紹介で、能代市中央公民館主催生涯教育の「凋楽会」講座に参加したのが手始めであります。  インド、中国から伝来したと言われる仏像彫刻が主体でした。彫り方に慣れるに従って肝心である顔の部分の表現が難しく全体像が不釣り合いで戸惑うばかりでした。
 悩んでいた平成10年頃、風の便りに秋田市中央公民館主催生涯教育講座に「能面 造り」のあることを知らされました。苦しんでいた時でしたから面創りは渡りに船でした。当時の私にとっては最大の魅力でありました。私の行動範囲でもありましたし、たまに県都秋田の空気を吸うのも刺激になると思い受講する事に決断したわけであります。
 仏像と能面の彫刻の手法は全く違うことにも気付かされました。ご存知の様に、能面 は日本古来の世阿弥の頃〔室町時代〕より創造され創作された。はるか遠い時を超え今日に伝えられている彫刻であります。
◎私は能面を打ち彫り続けてから日は浅いけれども、現在辿り着いた状況は次のようです。
・優雅さや夜叉の美醜。つまり人間の喜怒哀楽を能面に託して、どのように生を吹き込むか。また表現するか。己の集中力とその持続力の葛藤でもあります。
・能面造りを手掛けてから、人々の動きのある表情をそれとなく自然体で以前よりも気を付けて客観的に観察するようになりました。一つの手本は人物であると思います。この世界に存在する人間の数程の表情があると思います。
・一打ち一彫りのし損ないは一面の失策につながります。従って全身全霊を一点に込め た動作ですし、無我の境地ですから仕事場は張り詰めた空気になります。
・また出来栄えを想像しながらの創造作業は無上の悦楽でもあります。
・能舞台を連想しながら彫ることも大きなポイントで空想の世界に遊んでいるようでもあります。
・能面を飾った場所。つまり、そこにある空間の雰囲気の様相にも関心があります。
・趣味の域に過ぎませんが、何時までも人々や私自身の心に残る「内面 の輝き、和みや豊かさを能面の風姿」に表現したい。汲めども尽きない魅力に取り付かれ課題の奥深さにますます惹きこまれている昨今です。
・そして能面造りの先輩や知己も出来ました。趣味は違うがその道に打ち込む真髄に知人の輪が広がり、何か共通 の話題が出来て年齢を忘れさせてくれる楽しさのあることも知りました。
◎想像の世界は果てしないが、究極は心で彫ることでしょうか。
◎そして、私の趣味の能面造りは「私の心の総て」の表現かも知れません。


勝長幸四郎氏 作品

勝長幸四郎氏 作品


回想 私の宝物  祈 武運長久  贈 淺田嘉美君
〜バンザイ・万歳と歓呼の声に送られて〜
淺田 嘉美

 秋田県立能代中学校 校長 潮田潔先生ほか同期生一同の寄せ書き。
 昭和18年10月1日着(15才)出稼ぎ記念【今を遡ること60年の時間が経過しています】
 今この旗を見て当時の事が走馬燈のように脳裏から溢れ出てきます、少し話して見ましょうか。
 終戦から戦後の食糧難時代を一寸と一言、浜辺でドラムカンで作った鍋に海水を汲み、流木を集めて24時間炊いて塩を作ったね。
 米を背負って、窓ガラスの無い汽車に乗って、千葉へ「ピーナッツ」を買いに行ったね。
 北海道へ「ニシン」を殺しに行った時は沖泊まりして、船縁にパチャ、パチャと寄せる小さな波の音を聞きながら、船頭の一声を今か今かと待ったね。
 「ニシン」漁が終わると鱒の準備です、次に来るのが「秋味、鮭」です、私は海が時化ると網を揚げる方式の漁場(取り置き網)で暮らしました。
 今は「七つ釦は桜に錨」が懐かしく思います。

☆たんぽ会大成功☆
 秋の合同剪定会終了後の10月18日(土)午後から、国民年金保養センターのしろ(能代市落合)において、20名の参加でたんぽ会を開催しました。 このたんぽ会は、今年一年、黒松剪定作業の労をねぎらい黒松友の会の親睦を深める事が出来ればと思い今年から開催しております。
 たんぽ会の始まる前に、みなさん温泉に浸かり、汗を流し心地よい気分で参加されました。川村会長挨拶のあと、幹事の小林新吉様より乾杯の音頭をとって頂き和やかな雰囲気で始まりました。
 みなさん時間を忘れ、きりたんぽ鍋に舌鼓を打ちながらグラスを傾け、予定時間を大幅に過ぎる程の盛り上がりとなりました。最後は幹事の勝長幸四郎様の音頭でお開きとなり、たんぽ会の成功を胸に、みなさん笑顔をおみやげに家路へと帰られました。

編集後記
■私は先日の合同剪定会で初めて「もみ上げ」に挑戦しました。松の木に向かうまではこの程度の木なら半日もあれば充分だろうと安易な気持ちで挑みました。いざ松の木に向かうと枝が多く全然作業が捗らず、時間だけが過ぎてしまうという感じでした。どの程度までもみ上げをすればいいのか戸惑いながらもやりはじめたら夢中になって時間を忘れ、17日で作業が終わらず、翌日18日の午前中かかっても終わらず更に月末に数時間かけてようやく終わった有様です。
 終わってみると、「私の剪定した松は風通しが良すぎて風邪を引かなければいいなっ」と思いながら来春の松の姿がちょっと気がかりです。

■今回初のたんぽ会は、7/31の役 員会において企画されたものです。 初のたんぽ会にしては、20人の参 加と出だしにしては良かったと思っております。次回から一人でも多く、沢山の人に参加して頂きたいと願っ ております。

■これから冬将軍が訪れます、みな さん健康には留意されて下さい。

〒016―0121 能代市鰄渕字家の下19 能代国道維持出張所内 0185―58―2919
事務局 深渡 義哲 2003年11月20日

〒016-0121 秋田県能代市鰄渕字一本柳97-1
電話番号/0185-70-1001(代表)