能代国道維持出張所長 戸嶋 守
能代バイパス黒松友の会会員のみなさまにおかれましては、全くの手弁当で黒松の剪定に御尽力頂きまして、この機会をお借りしましてお礼申し上げます。我々の国道維持という仕事は、目立たないのが当たり前で、何か管理に不具合が生じたときだけ、世間を騒がすことになります。道路を維持管理するのにもお金がかかります。その財源は、ガソリンスタンドで給油されるときに道路特定財源として納めて頂いているお金を主に充当しております。
大都会・中央では、車も多いが高規格道路は、もう改築済みで要らないから特定財源率を低く抑えるべきだという意見が多数です。最近はもっと過激にこの財源を全国プールにしないで、地方はそこで集まったお金だけで賄っていくべきで、もう地方にお金を回したくない、と言っています。
国道が安全で冬でも安心して通行できるように維持していくには、現在並の財源が必要となります。中央のご意見も踏まえて贅沢とならないよう益々コスト縮減に努めて参ります。
ただ、能代バイパスの黒松は、皆様のおかげでそれほど予算投入をしないで維持できますので、遠方から来られた方には、ここが能代と一目で判るように、また地域の方々からは「自宅の庭の松よりきれいに刈り込んで手が行き届いているな」と言っていただけますよう、末永く手入れをお願いいたします。
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