▼参考資料
遺跡


自由に見学できる伊勢堂岱遺跡

■伊勢堂岱遺跡■(鷹巣町)

 大館能代空港(あきた北空港)アクセス道路建設中に発見され、現地保存がなされている縄文後期の遺跡。
 1995年から行われた発掘調査により、複数の環状列石が発見され、それに関して標高40〜45mほどの段丘上の広い範囲から、配石(組石)や土坑(墓)、濠、建物跡などの遺構が数多く発見された。また、祭りに使われたとみられる土器や石器、土製品なども大量に出土している。
 このことから、遺跡の性格としては、大湯環状列石と同じような共同墓地であり、同時に祭り(儀式)も行った縄文人の葬祭センター、祭祀儀礼の場と考えられている。
 伊勢堂岱遺跡は、大湯環状列石と並んで環状列石の代表的な遺跡として有名だが、秋田県北部には他に、小坂(小坂町小坂鉱山)、玉内(鹿角市八幡平)などの環状列石遺跡がある。また、岩手県北部、青森県各地や北海道南部などにも多くの環状列石が確認され、発掘地域が北日本に集中している。
 
祭りの儀式に使われたと思われる
土偶



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