▼参考資料
お祭り

■花輪ばやし■(鹿角市)

 花輪の幸稲荷神社に奉納されてきた祭りばやし。起源は平安末期に遡るともいわれ、8月19日〜20日、桃山風の豪華な屋台が繰り出して、12曲の「祇園ばやし」が太鼓・笛・三味線・摺り鉦などの楽器で演じられる。20日未明の屋台が集結する祭りのハイライト「朝詰め」では、町中が盛り上がる。県指定無形民俗文化財。
 

日本三大ばやしのひとつ
花輪ばやし

■阿仁前田獅子踊■(森吉町)

 慶長年間(1596〜1610)、佐竹氏が秋田に転封されてくる際、士気高揚と旅の慰めのために舞われたのが始まりと伝えられる。豊作祈願と厄払いの踊りで、獅子踊やヤッコ踊、神楽などのほか、ヤッハライという棒術もある。8月12日〜14日(町内)と9月中旬(森吉神社境内)。県指定無形民俗文化財。
 
400年余りの伝統を持つ
阿仁前田獅子踊

■根子番楽■(阿仁町)

 かつては「隠れ里」の趣もあった阿仁の根子(ねっこ)地区。ここに落ちのびた平家一族の家臣が伝えたともいわれ、旧盆の8月14日と観音の日の9月12日に演じられる。出し物は「露払い」にはじまり、「鳥舞」や「鞍馬」、「曾我兄弟」など。県指定無形民俗文化財。

 
伝統の根子番楽

■切石ささら踊■(二ツ井町)

 佐竹義宣に随行してきた山本郡道地村の藤原家の祖先が踊り伝えてきたといわれ、演目は大名行列、ぶっこみ、獅子舞、奴舞、棒術ほか。8月13日の夕方に墓前で祖先の霊を慰め、更に数夜、豊作を祈って踊り続ける。県指定無形民俗文化財。ちなみに「ささら」とは楽器の名である。

 
地域に根付く切石ささら


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