寒河江ダムの概要

フラッシュ放流

寒河江ダムでは、ダムから下流の水ヶ瀞ダム( 東北電力(株) )までの約5km区間において、河川に堆積した泥や浮遊藻類を流掃し、河川環境の改善を目的にフラッシュ放流を実施しています。
平成9年度から試行及び試験を行い、平成20年度から毎年フラッシュ放流を実施しています。

フラッシュ放流とは

川を流れる水の量の変化が少ない状態が長い時間続くと「よどみ」が発生し、河床(川底)に藻類の繁殖や汚れなどがついたままとなったりします。 これは、環境·景観に対して好ましくありません。 ダムで貯めている水を定期的に放流することによって、 “よどみ” の発生を抑え河川をリフレッシュする効果があります。


寒河江ダムでは、フラッシュ放流を洪水期(6/16~10/10)の間において、基本的に毎週木曜日10時00分から今年度は16回のフラッシュ放流を計画しています。

今年度のゲートからの放流は6回行います。
なお、フラッシュ放流そのものの中止や、ダムの水位低下等によりゲート放流が中止になる場合があります。

フラッシュ放流に伴う川の水位·流量変化は、10時00分から放流を開始し、11時50分頃が最大の水量となり、30分ほど経過後水量を減少させ、水ヶ瀞ダムでは15時頃には通常の状態に戻ります。
この期間に寒河江ダム~水ヶ瀞ダムの寒河江川で釣りなどをされる方は注意して下さい。

緊急対応(出水や地震等)が必要となった場合はフラッシュ放流を中止することもあります。

寒河江ダム フラッシュ放流区間

寒河江ダム フラッシュ放流区間
令和5年度 フラッシュ放流実施計画
番号 月 日 開始時刻 最大放流量 継続時間 後放流 継続時間 ゲート放流
開始時刻
ゲート放流
継続時間
摘要
1
6月20日(火)
10:00
30m³/s
30分
6m³/s
30分
11:20
50分
2
6月29日(木)
10:00
20m³/s
30分
6m³/s
30分
中止
3
7月6日(木)
10:00
20m³/s
30分
6m³/s
30分
中止
4
7月13日(木)
10:00
20m³/s
30分
6m³/s
30分
中止
5
7月20日(木)
10:00
20m³/s
30分
6m³/s
30分
中止
6
7月27日(木)
10:00
30m³/s
30分
6m³/s
30分
11:20
50分
7
8月3日(木)
10:00
30m³/s
30分
6m³/s
30分
11:20
50分
8
8月10日(木)
10:00
30m³/s
30分
6m³/s
30分
11:20
50分
9
8月17日(木)
10:00
30m³/s
30分
6m³/s
30分
11:20
50分
中止
10
8月24日(木)
10:00
30m³/s
30分
6m³/s
30分
11:20
50分
11
8月31日(木)
10:00
20m³/s
30分
6m³/s
30分
12
9月7日(木)
10:00
20m³/s
30分
6m³/s
30分
中止
13
9月14日(木)
10:00
20m³/s
30分
6m³/s
30分
中止
14
9月21日(木)
10:00
30m³/s
30分
6m³/s
30分
15
9月28日(木)
10:00
20m³/s
30分
6m³/s
30分
16
10月5日(木)
10:00
20m³/s
30分
6m³/s
30分
フラッシュ放流
ゲートからのフラッシュ放流(令和5年6月20日)

フラッシュ放流の効果

場所:寒河江川(西川町本道寺地区)
最大放流量:30m³/s

フラッシュ放流前 【“よどみ” があります】

フラッシュ放流前
矢印

フラッシュ放流中 【川の水位が上昇します】

フラッシュ放流中
矢印

フラッシュ放流後 【“よどみ” が流されました】

フラッシュ放流後