記者発表 平成17年06月29日

平成17年06月29日
最上川ダム統合管理事務所

平成17年6月27日梅雨前線による出水における
寒河江ダムと白川ダムの洪水調節効果について

梅雨前線による出水により、最上川ダム統合管理事務所(事務所長 菅野春雄)が管理する、寒河江ダム(西川町:最上川水系寒河江川)と白川ダム(飯豊町:最上川水系置賜白川)において、ダムによる洪水調節を行いましたのでお知らせします。

寒河江ダム

梅雨前線により降り続いた雨は、6月27日 9時 から 28日 9時 までに寒河江ダムの上流域に総雨量で 148.4mm にまで達し、最大時間雨量は 27日 18時 に 17.6mm を記録しました。寒河江ダムでは、27日 15時20分 にダムへの流入量が 200m³/s を上回ったことから、洪水調節を行いました。その後 27日 20時10分 には流入量が最大の 478.26m³/s に達し、最大 273.11m³/s を寒河江ダムに貯め、寒河江ダム下流に調節放流することで、下流河川の水位上昇を低減させました。出水前後では、貯水位で約 2.2m、貯水量約 480万m³ (東京ドーム3.8杯分)を寒河江ダムに貯め込みました。その結果、ダム下流の次の箇所で、寒河江ダムによる洪水調節効果(水位低減)がみられました。

白川ダム

梅雨前線により降り続いた雨は、6月27日 10時 から 28日 9時 までに白川ダムの上流域に総雨量で 137mm にまで達し、最大時間雨量は 28日 2時 に 14mm を記録しました。白川ダムでは、28日 2時40分 にダムへの流入量が 200m³/s を上回ったことから、洪水調節を行いました。その後 28日 4時20分 には流入量が最大の 269.64m³/s に達し、最大 121.81m³/s を白川ダムに貯め、白川ダム下流に調節放流することで、下流河川の水位上昇を低減させました。出水前後では、貯水位で約 4.0m、貯水量約 480万m³ (東京ドーム3.8杯分)を白川ダムに貯め込みました。その結果、ダム下流の次の箇所で、白川ダムによる洪水調節効果(水位低減)がみられました。

寒河江ダムでは 28日 1時40分、白川ダムでは 28日 5時50分 に、流入量が 200m³/s を下回り洪水調節は終了しましたが、ダムの貯水位を低下させるためダムからの放流を継続していますので、ダム下流河川でまだ水位が高い状態が続きますから、ご注意願います。

※発表記者会:山形県政記者クラブ

問い合わせ先

国土交通省 最上川ダム統合管理事務所 西村山郡西川町大字砂子関158
管理課長 佐藤 孝 (さとう たかし)
管理課管理第一係長 岩瀬 秀一 (いわせ しゅういち)
TEL:0237-75-2311(代表)