ダムから水を流す放流設備を点検!

放流設備(ゲートなど)を整備点検

白川ダムでは、出水の頻度が多くなる梅雨や台風の時期を前に放流設備(ゲートなど)の詳細点検を実施しています。ダム放流設備であるゲート設備は、洪水時等においてダムから直接放流を行う際に使用します。(平時はダム直下にある発電所から発電に利用された水が下流に流れ、農業用水などに利用されています。)

水門設備は主に()体(ゲート本体)・開閉装置・操作制御装置・その他附属設備から構成されておりますが、今回の点検ではこれらを実際に動かし、各種の計測などを行い、さらにオリフィスゲートに関しては毎月の定期点検の他に行う年1回の詳細点検を実施し、異常がないかの確認を行いました。白川ダムでは設備の重要度・使用状況に応じて、この他にも設備の点検を実施し通年にわたり良好に稼働するように努めています。

ダム全景写真

詳細点検した放流設備

ダム全景写真   ●オリフィス副ゲート
  主ゲートが使用できない緊急時や点検時に使用します。
  寸法:4.800m×8.414m
  ●オリフィス主ゲート
  洪水調節を行う時、主に使用する水門です。
  寸法:4.800m×5.062m
重量:42t
     

ダムからの放流状況(下流より望む)

ダム放流設備(上流より望む)

ダムからの放流状況(下流より望む)   ダム放流設備(上流より望む)

放流設備点検状況

放流設備点検状況:油圧ユニット点検(オリフィス主ゲート) 放流設備点検状況:予備油圧ポンプ点検(オリフィス主ゲート)
油圧ユニット点検
(オリフィス主ゲート)
  予備油圧ポンプ点検
(オリフィス主ゲート)
     
放流設備点検状況:開閉装置点検(オリフィス副ゲート) 放流設備点検状況:ワイヤーロープ整備(オリフィス副ゲート)
開閉装置点検
(オリフィス副ゲート)
  ワイヤーロープ整備
(オリフィス副ゲート)