雪どけ出水に御注意ください!

気温が高いと河川が増水します。

今年は暖冬のため、白川ダムでも積雪が90cm(2月21日時点)と平年の約半分、過去五年間で最低の積雪となっており、雨やみぞれが降る天気も多く冬型の気圧配置が長続きしません。

このような中、2月14日には日本海で発達した低気圧の接近に伴い、気温の上昇やまとまった降雨があったことから真冬にはめずらしくダムに流れ込む川の水は平年の8倍程度(30m³)となる雪解け出水がありました。貯砂ダムにたまった土砂を撤去していた「貯砂ダム維持工事」では、水を流すゲートの容量を大幅に超えたため、作業現場は水没し工事前の湖面に戻ってしまいました。

ダム上流の下屋地水位観測所では14日の午後から50㎝も一気に水位が上昇  

(水を抜いた貯砂ダム 1月26日撮影)

今年は雪融けも早いと思われますが、今後も気温の上昇や降雨・強風によって思いがけなく河川が増水する事があります。皆さんも釣りなどで河川を利用する際には十分注意してください。

重機を使ってたまった土砂を仮置場に搬出中
(増水で湖に戻った貯砂ダム2月15日撮影)