一時的にダムに水を貯め、下流河川の増水を軽減しました。
10月6日~7日の低気圧に伴う出水について
白川ダムでは6日~7日にかけて発生した大雨によりダムへの流入量が増加し、貯水位が上昇したことから10月7日12時からダムの放流を実施しました。降り始めからの雨量が100mmを越えた7日の4時50分ごろにはダムへの流入量が最大の193.85m³ / 秒を記録し、洪水(200m³ / 秒)に匹敵する流入量となりました。この出水では、177.02m³ / 秒(最大)を白川ダムに貯め、下流には最大で88.84m³ / 秒の放流にとどめました。最上川上流では米沢~白鷹にかけての最上川水位観測地点で警戒水位を超えるなど、大きな出水となりましたが、白川ダムでは、出水前後でダム貯水位が約9m上昇する約900万m³(東京ドーム7個分)の水をダムに貯め込み、ダム下流での増水を軽減しました。
なお、白川ダム下流河川での、次の箇所における水位低減は、以下のとおりでした。
- ○置賜白川 手の子水位観測所(飯豊町手の子地内):約75cm
- ○置賜白川 椿水位観測所(飯豊町松原地内): 約55cm
白川が合流する手前の最上川の様子。(10月7日国道113号幸来橋付近) | |
この大雨で白川ダムには上流から大量の濁った水が流れ込んできたことから、しばらくはダム貯水池や下流河川の水が濁りますのでご注意ください。 |
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10月13日 白川ダム貯水池の様子 |