須郷地区 地すべり調査が始まりました

白川ダム須郷地区では、近年地すべり変動の影響により、山側の土砂がゆっくりとダム貯水池内に押し出されています。このため、対策工により地すべりの変動を沈静化させ、貯水池内に土砂が流入するのを防止するため、地質調査(調査ボーリング)、地すべり調査(変動量・すべり面位置・地下水観測)を行い、今年度中に対策工を決定します。

「白川ダム須郷地区地すべり調査解析業務(日本工営株式会社仙台支店)」

調査位置図 須郷地区全景(地すべり発生斜面)
調査位置図   須郷地区全景(地すべり発生斜面)

これらの調査・解析結果を基に対策工の検討(護岸工+押え盛土工、地表・地下水排除工等)を行います。

地すべり調査 ・ 観測概念図

※護岸+押え盛土
 護岸工により地すべり端部の侵食を防ぐとともに盛土により地山がすべりる力を押さえます。

※地表地下水排除
 地すべり地内から地表・地下水を排除し、すべり面に働く水の圧力や地山に含まれる水分を低下させます。

地すべり調査 ・ 観測概念図