


この住居のあった弘前市は、津軽平野の南端付近にあって、冬季には偏西風と混じって雪が横なぐりに吹き付ける厳しい気候の土地で、また豪雪地帯でもあります。
この家は、馬屋を土間のすみに設けたまっすぐな平面形になっています。この名前は庇(ひさし)のなまりのようです。
また、座敷前には「げんかん」と呼ばれる屁を突き出しています。座敷側の出入り口「げんかん」から入ると、「じょい(常居)」があり、その奥に「ざしき(座敷)」があります。きれいな襖絵はむかしから使っていたものです。
東北には、いろいろなお祭りがあります。祭りは、生きていることの喜び、幸をもたらしてくれた自然への感謝、家族が健康にくらせるようにという願いなど、さまざまな気持ちが形になったものです。


| 元の所在地 | 青森県弘前市大字種市(あおもりけんひろさきしおおあざたねいち) |
|---|---|
| 建築年代 | 19世紀半ば過ぎ |
| 規模 | 179u(54坪) |
| 形式 | 内馬屋式直屋(うちうまやしきすごや) |
| 寄贈者 | 奈良哲夫(ならてつお)さん |
| 復元工事 | 平成12年 |
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