


色麻町は東方には鳴瀬川が流れる平野部にあり、米作地帯大崎地方の一角を占める地です。
米作の他に、19世紀以降は養蚕も盛んに行なわれていた地でもありました。この住居は大規模な養蚕家屋で、軒の高い総二階式になっています。養蚕の季節には、一階、二階ともにほとんどの部屋で養蚕が行われていました。
鳴瀬川河畔は古くからの米どころですが、しばしば洪水に見舞われた土地でもありました。
この家は洪水の時には、家具や食料などをすばやく二階に上げて避難することができるように、二階の床板が一部取り外せるような工夫がされています。水害に備えて避難舟や櫂もありました。どこにあるか探してみてください。
昔の家は、木・土・カヤなど自然にあるものを、じょうずに使って建てられていました。 だから、昔の人たちは自然を大切にしていました。 自然とともにくらすための知恵が、民家の中にはぎっしりとつまっているのです。


| 元の所在地 | 宮城県加美郡色麻町(みやぎけんかみぐんしかまちょう) |
|---|---|
| 建築年代 | 19世紀末 |
| 規模 | 434u(131坪) |
| 形式 | 中二階式養蚕家屋(ちゅうにかいしきようさんかおく) |
| 寄贈者 | 菅原知巳(すがわらともみ)さん |
| 復元工事 | 平成5年 |
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