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 一般国道49号 熱海バイパスの事業評価  事後評価


(1) 交通混雑の解消
  事業前
 郡山市熱海地区における一般国道49号は、磐梯熱海温泉街を東西に横断するとともに、郡山市街地と豊富な観光資源を有する会津方面を結ぶ唯一の国道であり、休日や行楽期においては著しい交通混雑が発生しており、また交通事故も多発していました。

【かつての国道49号の状況】
かつての国道49号の状況の写真
事業後
 熱海バイパス供用後は、国道49号の交通がバイパスを利用するようになり、磐梯熱海温泉街の交通量が平日・休日ともに大幅に減少し、混雑が緩和しました。また、現道側の交通事故件数も半減しました。

混雑が緩和された磐梯熱海温泉街の写真
【熱海町内旅行速度の変化】
熱海町内旅行速度の変化グラフ
資料:道路交通センサス
【現道側事故件数の推移】
現道側事故件数の推移グラフ
資料:福島県警事故統計

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(2) 沿道環境の改善
事業前
 熱海町内の国道49号は、磐梯熱海温泉街の中心を通過し、沿道には温泉旅館・ホテルや病院が立地しており、交通量の増加による沿道環境悪化が懸念されていました。平成2年の熱海地区の騒音値は昼間76dB・夜間75dBと、どちらも要請限度(昼間75dB・夜間70dB)を上回っていました。

交通渋滞の写真
事業後
 バイパス供用後は、現道側の沿道騒音は要請限度を下回りました。
  ・ 夜間:75db(H2)→63db(H14)
  ・ 昼間:76db(H2)→68db(H14)


【現道側沿道騒音変化】
現道側沿道騒音変化のグラフ
資料:郡山国道調査

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(3) まちづくり・地域活動への支援等

事業前
 熱海バイパスが供用される前の国道49号の歩行空間は、車道と明確な分離が図られておらず、歩道幅員が1.25m程度と狭いうえに電柱等の存在で歩きにくいものでした。
■着手前

着手前の車道と歩道の幅
着手前のバイパスの様子
事業後
■電線類地中化の推進
 現道側の交通量が減少したことにより、現道において電線類の地中化とあわせ歩道拡幅(w=1.25→1.75m、L=1.1km)を実施し、安全で快適な歩行空間が形成されました。
■着手後

着手後の車道と歩道の幅
着手後のバイパスの様子

 整備された歩道では、観光客や近隣住民の散歩、病院の患者のリハビリなどにも利用されるようになりました。

■電線類地中化の推進
 現道の交通量減少及び歩行空間の確保等により、温泉とスポーツ施設が徒歩圏内にある地域特性を活かした「スポーツ温泉磐梯熱海」を宣言(H11年10月)し、現道を含めたウォーキングコースを散策するウォークラリーが実施されるようになりました。

ウォークラリーの様子
○参加者数
  H12:217名
  H13:126名
  H14:風雪のため中止

     資料:磐梯熱海温泉観光協会

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(4) 費用と効果の確認

費用便益比:2.1
 道路整備の効果は多種多様ですが、このうち金額に換算できる効果に限定して、もたらされる便益を算出すると470億円となります。これに対して、建設や維持管理にかかる費用は223億円です。したがって、本事業にかかる費用と生じる便益より算出される費用便益比は2.1となります。

総費用 総便益 計画交通量 基準年
223億円 470億円
事業費 維持管理費 走行時間
短縮便益
走行費用
減少便益
交通事故
減少便益
196億円 27億円 431億円 38億円 1億円 8,700台/日 平成14年
費用、便益は、供用開始後40年後までに発生するものものを現在の価値に換算した上で、合計して算出しています。




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