北上川
きたかみがわ
●流域面積:10,150km2
●幹川流路延長:249km
●流域内人口(H12現況調査):1,387千人

 北上川流域は、岩手・宮城の両県にまたがり、盛岡市や北上市等の岩手内陸部の産業集積地や宮城県第二の都市石巻市を有し、「北上川流域連携」や「みやぎ北上連邦」等、北上川を素材とした連携活動が活発に行われている流域でもあります。
 北上川本川は、その源を岩手県北部の岩手町御堂に発し、流路東側の北上高地及び西側の奥羽山脈から発する大小幾多の支川を合わせて岩手県のほぼ中央部を南流し、一関下流の狭窄部を経て宮城県に入った後、宮城県津山町で旧北上川を分派します。
 さらに、この地点より北上川は東に流れ追波湾に、旧北上川はそのまま南流し迫川や江合川等の支川を合流させた後、石巻湾に注ぐ一級河川です。
 北上川は、江戸廻米(舟運)や新田開発(沿川治水)のため古くから人の手が入った河川で、ダムや遊水地による北上川本川の洪水制御、新江合川による鳴瀬川への洪水分派や旧北上川分流施設による江合・旧北上川筋の治水安全度の向上が図られています。
 また、流域には、繋、花巻、湯田、鳴子等々といった多くの温泉地を抱え、宮沢賢治ゆかりの「イギリス海岸」や「厳美渓」「猊鼻渓」といった名勝、民話の里「遠野」、藤原文化の「平泉」と有形、無形の文化財が多い地域でもあります。

北上川河口(放水路)
1600年代の迫川、江合川の合流処理後も洪水による被害はあとを絶たず、明治44年から昭和9年、柳津から飯野川を通 り追波湾へ注ぐ放水路工事が実施され、現在の北上川が形づくられました。

旧北上川河口
北上川からの分脈の後、支川迫川・江合川を集めて石巻湾へ注ぐ旧北上川、河口には宮城県第二の都市、石巻市が広がります。
旧北上川分流施設
北上川の新川開削に伴い、旧北上川からの水運を確保する事を目的とし、大正5年から昭和7年の17年の歳月をかけ、鵠波洗堰、脇谷洗堰、脇谷閘門が建設されました。
北上川上流
盛岡市を流れる北上川は、中津川、雫石川とともにまちの顔。河口のまち石巻市、北上・雄勝の両町から川に入ったサケの一部は、やがてこの地にたどりつきます。
新江合川
昭和7年から31年にかけ、江合川・鳴瀬川の両川の改修事業の一環として開削された新江合川の洪水流の一部を鳴瀬川に分派させ、総合的な治水対策を目指します。
 
流域構成市町村:22市町村
岩手県
◎盛岡市 ◎花巻市 ◎遠野市 ●北上市 ◎奥州市
●一関市 ●八幡平市 岩手町 ○雫石町 ●矢巾町
●紫波町 ●金ヶ崎町 ●平泉町 ○西和賀町 ◎滝沢市
宮城県
●石巻市 大崎市 ●登米市 栗原市 ●美里町
加美町 ●涌谷町

●は国土交通省河川管理区間の沿川市町村
○は国土交通省ダム管理区間の沿川市町村
◎は上記2者の要件を有する市町村

事務所リンク案内

●岩手河川国道事務所
020-0066 盛岡市上田四丁目2-2 
TEL.019-624-3131

●北上川下流河川事務所
986-0861 石巻市蛇田字新下沼80 
TEL.0225-95-0194

●北上川ダム統合管理事務所
020-0123 盛岡市下厨川字四十四田1
TEL.019-643-7831