出水期を前に、水防技術の向上を図るとともに、国・県・市町村及び防災関係機関の連携・協力の強化及び地域住民の水防に対する理解と防災意識の高揚を図り、相互が連携・協働して水害に強い地域をつくることを目的に、国土交通省・宮城県・流域市町村・関係機関ならびに地域住民の参加のもと、江合川における大規模な洪水を想定した総合水防演習を実施します。
総合水防演習では水防団による水防工法訓練、大規模な洪水を想定した国・県・流域自治体・関係機関が連携した総合防災訓練を行います。
今回は新型コロナ感染症対策を実施し、参加人数の制限は行わない通常での開催になります。当日は、YouTubeによるライブ映像中継を行います。
■ 開催日時 | 令和4年5月29日(日) 8:30~12:00(防災展は13:00まで) |
■ 実施場所 | 江合川左岸(宮城県大崎市古川渕尻字西田地先) |
■ 実施内容 | 水防工法訓練、東北水防競技大会、防災展 (防災展の出展者リスト・配置図はこちらから) |
■ 主 催 |
・北上下流・鳴瀬川流域14市町村 ・宮城県 ・国土交通省東北地方整備局 |
(総合水防演習のプログラムはこちらからご覧いただけます)
バスの運行時刻の詳細については、ミヤコーバス築館営業所までお問い合わせください。
毎年のように水害に見舞われる我が国では、河川管理者が実施する治水施設の整備と市町村・地域住民が実施する水防活動が「車の両輪」となって水害被害の拡大を防いでいます。水防とは自らの地域を自らの手で守る自衛の減災活動であり、その中心となるのが水防団です。
〇平常時には、堤防の巡視、水防倉庫・通信装置の点検や訓練を実施し、洪水に備えています。
〇洪水時には、巡視・警戒、水防工法の実施、陸閘・樋門等の開閉操作を行います。
水防は、洪水による洗堀・漏水・越水などにより堤防決壊や浸水被害を事前にくい止めるために、状況に応じた工法を行います。
水防工法は、ここで紹介する5つの基本工法の他に多くの種類があります。
【洗堀防止工】木流し工 |
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【洗堀・崩壊防止工】シート張工 |
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【漏水防止工】月の輪工 |
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【漏水防止工】釜段工 |
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【越水防止工】積み土のう工 ◆使用する場面 増水した川の水が堤防を越えそうな場合。 ◆効果 堤防の川側の縁に土のうを積み上げることで、川の水が堤防を越えることを防ぎます。 |
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