出水期を前に水防技術の向上を図るとともに、国・県・市町村・防災関係機関の連携協力の強化及び地域住民の水防に対する理解と防災意識の高揚を図り、相互が連携、協働して水害に強い地域をつくることを目的に、国土交通省・宮城県・流域市町・関係機関ならびに地域住民の参加のもと、江合川における大規模な洪水を想定した総合水防演習を実施します。

総合水防演習のお知らせ

令和2年5月31日(日)に江合川河川敷(宮城県大崎市古川渕尻字西田地先)において「北上川下流及び江合川・鳴瀬川総合水防演習」を実施します。
水防演習では大規模な洪水を想定した国・県 ・流域自治体・関係機関が連携した水防訓練や、水防団による水防技術の実習などを行います。また防災展では、災害対策車両等の展示や体験できるコーナー等もありますので、どなたでもご来場いただけます。

 ■ 開催日時  令和2年5月31日(日)8:30~12:00
 ■ 実施場所  江合川左岸(宮城県大崎市古川渕尻字西田地先)
 ■ 実施内容  東北水防技術競技大会、水防工法訓練、総合防災訓練、防災展
 ■ 主   催  

・北上下流・鳴瀬川流域14市町村
 (大崎市、石巻市、登米市、栗原市、東松島市、富谷市、松島町、
  大和町、大郷町、大衡村、色麻町、加美町、涌谷町、美里町)

・宮城県

・国土交通省東北地方整備局

(総合水防演習のチラシはこちらからご覧いただけます)

総合水防演習の会場までのアクセス

■車でお越しの場合


■公共交通機関でお越しの場合

※大崎市民バス
古川線(栗原中央病院 行):古川駅西口バスプールの「8番」乗り場より乗車
詳しくは大崎市民バスにお問い合わせください。

水防団の意義と水防活動について

■水防の意義

毎年のように水害に見舞われる日本は、河川管理者が実施する治水施設の整備と市町村・地域住民が実施する水防活動が「車の両輪」となって水害被害の拡大を防いでいます。
水防とは自らの地域を自らの手で守る自衛の減災活動であり、その中心となるのが水防団です。

■水防活動の内容

〇平常時には堤防の巡視、水防倉庫・通信装置等の点検や訓練を実施し、洪水に備えています。
〇洪水時には巡視・警戒、水防工法の実施、陸閘・樋門等の開閉操作を行います。

■水防活動で実施する工法

水防活動は洪水による洗堀・漏水・越水等により堤防の決壊や浸水被害を事前にくい止めるために状況に応じた工法を行います。
水防工法は、ここで紹介する5つの基本工法の他にも多くの種類があります。

【洗堀防止工】木流し工
◆使用する場面
強い川の流れで堤防が削られている場合。
◆効果
重し土のうをつけた枝葉の多い木を堤防の削られているところへ流し入れることで、あたる水の勢いを弱め、堤防が崩れるのを防ぎます。

【洗堀・崩壊防止工】シート張工
◆使用する場面
堤防が崩れ始め水が浸透し始めた場合。
◆効果
重し土のうをつけたシートを堤防の削られているところへ垂れ降ろすことで、堤防が崩れるのを抑え、堤防の浸水を防ぎます。

【漏水防止工】月の輪工
◆使用する場面
堤防の裏側などに漏水した水が噴き出している場合。
◆効果
土のうを半月型に積んでいき、その中に水をため、漏水口が拡がるのを防ぎます。
堤防に近い場所での漏水に用います。

【漏水防止工】釜段工
◆使用する場面
堤防の近くの平場などに漏水した水が噴き出している場合。
◆効果
漏水の噴出口を中心に土のうを積み上げて水をたくわえ、その水圧によって噴出をおさえます。堤防から少し離れた場所での漏水に用います。

 
【越水防止工】積み土のう工
◆使用する場面
増水した川の水が堤防を越えそうな場合。
◆効果
堤防の川側の縁に土のうを積み上げることで、川の水が堤防を越えることを防ぎます。