防災情報

時系列洪水氾濫シミュレーション

 昨年、全国各地で豪雨災害が多発したため、国土交通省では12月10日に「豪雨災害対策緊急アクションプラン」をとりまとめました。これを受け、東北地方整備局においては、現在、洪水ハザードマップ作成支援など様々な災害対策に取り組んできており、その一環として「実感を伴う災害危険度情報」の伝達・公表について検討を進めてまいりました。時系列洪水氾濫シミュレーションとは、現況の河川等整備状況や土地の形状等を考慮したモデルにより、堤防が破堤した際の氾濫状況を時系列的に表現したものです。このような「実感を伴う災害危険度情報」を公表することは、住民の皆様に常日頃から洪水に対する高い防災意識を持っていただき、災害時の円滑かつ迅速な避難等に役立つものと期待しております。

北上川水系(北上川下流)、鳴瀬川水系時系列洪水氾濫シミュレーションについて

 時系列洪水氾濫シミュレーションは、北上川水系北上川下流および江合川、鳴瀬川水系鳴瀬川および吉田川における計画規模の洪水が発生し、堤防が破堤した場合の氾濫による浸水状況を時系列的に示したものです。このシミュレーションの実施にあたっては、現況の堤防やダム等の洪水調節施設の整備状況を考慮していますが、支川の氾濫、内水等による浸水は考慮していません。このため、実際の洪水では、シミュレーションによる浸水区域以外の区間においても浸水が発生する場合や、シミュレーションにより想定される水深と異なる場合があります。

 ●地点別浸水シミュレーション検索システム(浸水ナビ)