ものしりマメ知識
 
昔から水は大切に使われてきました
魚がすめる川にするには...
主な雲の種類
日本の主な河川の長さ
日本の主な河川の流域面積
川の三作用(浸食、運搬、堆積)
日本にはどうして四季があるの?
“やませ”ってなんだろう?
北上川の源泉「弓弭の泉」に伝わる伝説
小操舟とひらた()舟とは?
白髭水伝説と洪水
堤防の左右はどっち?
みんなも観測してみよう
水をよごさないくふう
水が汚れる原因は...
カジカは、清流の証
■日本にはどうして四季があるの?
   
実は豊富な四季がある地域というのは世界でもごく限られています。北緯・南緯ともに30〜50度の中緯度地帯というところです。
この地域は、夏と冬とでは太陽の高度が違うため、季節によって太陽から受ける熱の量がゆるやかに変化します。そのため、気温に差が生じて、夏と冬ができるのです。春と秋はその中間となります。
(参考資料)気象のしくみ・ナツメ社
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■“やませ”ってなんだろう?
 
「雨ニモ負ケズ」の中に「寒サノ夏ハオロオロ歩キ」という一節があります。なぜ夏なのに寒いのでしょうか。それは東北地方では夏に「やませ」という冷たい湿った風が吹くことがあるからです。天気図で見ると、例年では夏になると、太平洋高気圧が日本列島をおおい、気温が上がります。しかし、年によっては、北からオホーツク海高気圧がきて、日本列島の北に長くとどまります。このとき吹く北東の風が「やませ」です。この「やませ」が吹く年は、濃い霧が出たりして日もあまり照らず、気温も上がらないので、いつもとくらべて寒い夏(冷夏)になります。
(参考資料)気象のしくみ・ナツメ社
   
●例年の夏の天気図 ●やませが吹く年の夏の天気図
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■北上川の源泉「弓弭の泉」に伝わる伝説
   
岩手町御堂観音の右裏手にある「弓弭の泉」が、古くから北上川の源泉だと伝えられてきました。天喜5年(1057)6月7日、前九年の役で源頼義、義家父子が、この地に進軍した時に、義家が矢を放った所を弓の端で堀り出すと、清水がこんこんとわき出し、猛暑にあえぐ兵ののどを潤したといわれています。
(参考資料)北上川-岩手日報社
   
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■小操舟とひらた()舟とは?
 
ひらた舟は350俵(150石:10トントラック2台分)を運ぶ5人乗りの大型船で、長さ約19m、幅約4.5mもありました。小操舟は、100俵積み(45石)積みで、長さ約15m、幅約2.7mの4人乗りの細長い舟で、急流が多く川底も浅い上流で使われました。舟が川を上るときには、帆をあげ南風に乗り、風のない場合には舟に綱をかけて、人の力で川岸に沿って引いて進みました。明治まで内陸交通の中心として発達してきた舟の輸送も、明治23年に東北本線(汽車)が開通して陸上交通が中心となったために一気に衰退していきました。
(参考資料)北上川の水置・北上市立博物館
 
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