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>よろしく!砂防の建設監督官です Vol.3
8月18日 体験日記
8月18日にVol.1を発行しましたが、その同じ日に岩手山周辺で集中豪雨が発生しました。
当日は、雫石町にある「有根沢第3砂防えん堤工事」の1回目のコンクリート打設予定日であったため、午前中にその現場の立会を予定していました。
しかし、18日9時16分に盛岡地方気象台から盛岡地域に「大雨洪水注意報」が発令され、その後、岩手山の北斜面にある小水無沢土石流ワイヤーセンサーが9時40分頃に断線し、携帯電話にその連絡が入ったため、予定を変更して八幡平方面へ向かいました。
安全確認のために、「澄川第2砂防えん堤工事」の現場に電話で連絡したところ、「作業員がゴロゴロという石の音がしたため自主的に避難し、鉄砲水から逃れた。」との報告を受けたため、小水無沢砂防えん堤の状況を確認してから、澄川第2砂防えん堤工事の現場へ向かいました。
なお、小水無沢では泥水の出水は確認されましたが、大きな土石流の発生は確認していません(土の臭いが立ちこめていました)。
午前中で一旦雨が止み、出水も収まったことから「鬼又沢第1砂防えん堤工事」のコンクリート強度試験の立会(14時頃に実施)に向かいました。
その後に、「有根沢第3砂防えん堤工事」の現場でも出水があり、施工予定の側壁(主えん堤と副えん堤の間の土留壁)の一部が破損したことの連絡を受けたため、現場へ向かいました。
突然の豪雨発生
午前の出水による「有根沢第3砂防えん堤」の工事現場の被災状況を確認し、施工業者の作業所で打合せを行っていたところ、突然の落雷と豪雨が発生、身動きが取れなくなり、16時過ぎまで雨宿りをしました。
その後、小降りになったことから、葛根田川沿いに砂防施設の点検を行いながら帰路に付くこととして、葛根田川第1から第3床固工の点検を行いました。
途中、県道西山生保内線で一部土砂崩れが発生したのを見かけたため、出水時の砂防施設点検の業者が県道パトロールと同じ業者であったことから連絡し、自分の身の危険を感じたため、事務所へ戻ることにしました。
考えてみれば、県道網張温泉線の御神坂駐車場前を土石流の発生した約1時間前に通過しており、危ないところでした。