岩手大学の学生が工事現場を見学しました!
11月6日(火)に岩手大学農学部の学生(3年生28名)が講義の一つとして砂防工事現場等の見学を行いました。
主な箇所: |
1.玄武砂防えん堤(葛根田川第1砂防えん堤)
2.葛根田川第4床固工事
3鬼又沢第2砂防えん堤他工事 |
その他にも御神坂の土石流災害箇所(H18)などを見学しました。
1.玄武砂防えん堤(葛根田川第1砂防えん堤)
平成11年に雫石町の玄武温泉近くに建設された高さ9.5m、長さ129mのえん堤です。このえん堤では資源の有効利用、環境保全、コスト縮減などの観点からCSG工法を採用しています。
CSG工法とは
建設現場で発生する掘削土砂にセメントを添加、混合したCSG(※Cemented Sand and Gravel)材料をブルドーザーで敷き均し、振動ローラーで締め固める工法です。
※Cemented:「セメントで固めた」、Sand:「砂」、Gravel:「レキ」
【拡大図】
2.葛根田川第4床固工事
現在は本体のコンクリート打設や表面に巨石を配置する作業を行っています。
巨石はバックホーにグラップルという爪のようなアタッチメントを取り付けて設置しています。
3.鬼又沢第2砂防えん堤他工事
第1砂防堰堤はほぼ完成し、第2えん堤のコンクリート打設作業を進めています。
雑学?
○工事現場に猫がいた!
えん堤工事ではコンクリート打設の時の足場として「キャットウオーク」 を設置します。決して猫が通る道ではありませんが、猫が通るくらい細い通 路ということでこの呼び名がついたとも言われております。えん堤の工事以 外でも建築現場など所々で使われているようです。
ちなみに一輪車を「ねこぐるま」と呼んだりしますが、猫が通るような細 い道で荷物を運ぶ車ということでこのような呼び名がついたという説もあり ます。
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