平成20年度北上川上流水防演習 岩手河川国道事務所

洪水はどうして起こるの? 洪水の起こるしくみ

 川の水は、地面に降った雨が地中にしみこみ、地中を流れたり、地面の上を流れたりしながら、地域(ちいき)の中で一番低いところにある川に集まってきたものです。このため、雨の降り方や、雨の降っている地域の地形(ちけい)や地質(ちしつ)の違いによって、洪水の起こり方は大きく変わってきます。

ふつうの雨によって洪水が起こるしくみ

 雨の降り始めには、地面の表面へと降った雨は、地中へとしみこんでいきます。その後、地面に水がいっぱいにしみこみ、もうしみこまなくなると、雨は地面を流れ出します。このような場合、川の水位はゆっくりと上ります。

雨の降り始めは、雨水が地中へとしみこんでいきます。雨の降り始めは、雨水が地中へとしみこんでいきます。その後、地面にそれ以上水がしみこまなくなると、地面をしみこまなくなると、地面をしみこまなくなると、地面を流れ出します。河川の水位は、ゆっくりと上がっていきます。

はげしい雨によって洪水が起こるしくみ

 短い時間に集中して降る雨によって洪水がおこっていくようすは、ふつうに雨が降るときとは違っています。
 はげしい雨のときは、地中にしみこむ雨の量よりも地面を流れる雨のほうが多いため、ふつうに雨が降るときとくらべて洪水が起こるまでの時間は短くなり、河川の水位も、急に上がることが多くなります。


はげしい雨の場合、地面を流れる雨の量が、ふつうの雨が降るときにくらべて多くなります。このため、洪水がおこるまでの時間が短くなります。河川の水位は、ふつうに雨がふるときと比べて、急に上がります。