日本一の茅葺屋根、
正法寺本堂の屋根の広さは
なんと720坪!

水沢市黒石町にある正法寺は、曹洞宗三本山の一つとして貞和4年(1348)に開山しました。 現在の建物は寛政11年(1799)に焼失し、その後に再建されたものです。 本堂の棟高(屋根の高さ)は約26メートルもあり、総畳数166畳、建築面積は約769平方メートル(約233坪)にも及びます。 そして、本堂の屋根は茅葺きで、なんと720坪もの広さとか。もちろん、国の文化財としては文句なしの日本一の広さを誇る茅葺屋根です。
平成2年、国の文化財(重要文化財)に指定されましたが、近年屋根の痛みが進み、 平成7年の春から10年間の予定で「平成の大修理」を開始。平成8年11月21日には惣門の落慶式を終え、 以降庫裏や茅葺屋根等、修理を行っています。

  • 写真上…写真よりもまず実物を見てほしい。そのスケールの大きさに圧倒されること間違いなし!
  • 写真下…昭和63年に行われた茅の葺き替え

  • 鋳物のまち、水沢の日本一
    古くから鋳物のまちとしても栄えた水沢市は、鋳物製風鈴の生産が全国一で、 年間約250万個を生産しています。2位の盛岡市でも120万個ですから、 ダントツですね。また、水沢江刺駅前のシンボルとしてお馴染みのジャンボ鉄瓶や、 水沢市産業まつりに協賛行事として行われる芋の子汁をつくるジャンボ鍋も、もちろん鋳物製としては日本一。

  • 写真左…ジャンボ鍋/直径3.5m、重さ5t、深さ0.8m
  • 写真右…ジャンボ鉄瓶/胴体部分の直径約2.5m、重さ1.8t、地上からの高さ7m