吾妻山
火山災害に備えて
吾妻山の概要 ハザードマップ 用語解説 緊急減災対策
用語解説
用語解説
もし、吾妻山が噴火したら・・・
 吾妻山の火山活動は約 30 万年前頃から始まり、間欠的に噴火を繰り返し、火山が形成されました。噴火した場合は、次のような火山現象が予想されます。
噴石
噴石
 噴火に伴って火口から噴き上げられた岩のことを噴石いいます。直径数 cm 以上、時には1m以上の大きな噴石が降ってきます。風の影響をあまり受けず火口周辺の数 km 以内の範囲に落下します。大きな噴石は、建物の屋根を突き破る破壊力を持っており大変危険です。小さなものでも人に当たれば人命にかかわることもあります。
融雪型火山泥流
融雪型火山泥流
 積雪時に噴火すると山腹に積もっている雪が一気に融けて、石や泥などと混ざり合って流れ下る現象のことを融雪型火山泥流といいます。融雪型火山泥流は量が多く、さらに途中で雪や土砂を巻き込みながら流下するため、ふもとで広い範囲にわたって氾濫して泥の海と化します。
火砕流
火砕流
 高温の火山灰・石・火山ガスなどが混ざり合って山を高速で流れ下る現象を火砕流といいます。時速100 km を超えることもあり、高温で破壊力が大きいため、建物や動植物に破滅的な被害を与える極めて危険な現象です。
火山灰
火山灰
火口から噴き上げられた火山灰は、上空の風に乗って主として東側に運ばれてきます。大規模な噴火により上空が噴煙で覆われると、昼間でも夕暮れ時のような暗さになります。火山灰を吸い込むとノドを痛めたり人間の健康への影響が出る場合があります。また、降灰による自動車のスリップ事故の増加、農作物への影響など、被害が広範囲に及ぶ恐れがあります。
東北地方整備局 福島河川国道事務所