記者発表資料
平成20年08月25日

福島河川国道事務所



忘れていませんか・・・・・10年前の災害
平成10年8月27日の豪雨災害から10年


日頃からの備えが防災につながります。


  今年の8月27日は、福島県内をおそった記録的な豪雨災害から10年目の日にあた
ります。

  平成10年8月末、東北地方に停滞していた前線が台風4号の影響により活発化し、
26日から9月1日にかけて阿武隈川上流の福島県南部を中心に豪雨となりました。
 この豪雨は僅か6日間で年間総雨量の75%、8月の白河地方の平均月雨量の6.3倍という観測史上類のないものでした。
  豪雨による被害は中通り全域に広がり、阿武隈川の氾濫により19の市町村で
約1万1,300世帯に避難勧告が出され、死者11名が及ぶ深刻な事態となりました。
 さらに各地で道路やJR在来線がストップするなど、ライフラインの混乱も生じました。

  福島河川国道事務所では平成10年災害から10年目の節目をとらえ『“防災”、その教訓を活かし、そして風化させない取り組み』を展開しているところです。
 その一環として「地域防災減災フォーラム(10月開催予定)」、「水防ゼミナール(9〜11月にかけて4回開催)」、「各種パネル展」を開催し防災に対する知識や日頃の備えを理解して頂き、今後の地域防災力向上に向けた取り組みをすすめてまいります。

  また今年度実施している防災に関するアンケートの結果を見ると、以前に災害で被害にあわれたり危険を感じた方々が多いのにかかわらず、日頃の災害への備えをされていない方も約3割程度いることがわかりました。
 また、各市町村で作成している「洪水ハザードマップ」を日頃見えるところに置いている方は1割にも満たない結果となっています。この「洪水ハザードマップ」は水害時の浸水区域や避難場所、日頃の備えなどが記載されていますので、内容を確認し、日頃より災害への備えをお願いします。

※福島県内のハザードマップ情報はこちら
    http://www.thr.mlit.go.jp/fukushima/bousai/hazard/index.html

 「別紙資料」
  ・平成10年8月末豪雨による被災状況(福島県分)
  ・被災状況写真
  ・繰り返される阿武隈川の災害
  ・災害に関するアンケート結果の概要(中間報告)
  ・洪水ハザードマップの例



<記者発表先>福島県政記者クラブ、福島市政記者会

問い合わせ先

国土交通省 東北地方整備局 福島河川国道事務所
  副所長(河川) 佐々木 秀明(内線204)
  計画課 課長  井上 秀明(内線261)

TEL:024-546-4331(代)
福島県福島市黒岩字榎平36