福島の道づくりの平成15年度達成度報告書/平成16年度業績評価計画書
 
「福島の道づくりの達成度報告書/業績評価計画書」について
 
「福島県新道路計画」について
   本県では、県の住宅・社会資本整備計画「うつくしま建設プラン21」の基本理念、基本目標を十分踏まえた道路の部門別計画として、平成15年度からの本県の道路整備を進める上での方向性を示す「福島県新道路計画」の策定に取り組み、平成14年11月に基本構想・基本計画編を策定しました。
   この計画は、道路整備の考え方、整備手法など、これまでの道路行政についての課題・問題点を明らかにするとともに、それらについて反省し、さらにアンケート調査等から得られた県民の意見や、「福島県新道路計画懇談会」各委員の意見をできるだけ反映するなど、住民と行政が「ともに考え、ともにつくる道づくり」の視点で、県民ニーズを十分取り入れた計画として、これからの道路行政を進めるにあたっての考え方を示しています。
   なお、今後「福島県新道路計画〜実施計画編〜」は平成19年度までの目標として、各事業箇所の整備の見通し(整備目標・アウトプット指標)に加え、「道路の整備により県民が求めている何に応えられるか」といったよりわかりやすいアウトカム指標をも取り入れて策定中です。
 
「新たな道路行政マネジメント」の取り組みについて
   一方、国では、平成14年8月の社会資本整備審議会中間答申において、道路行政をアウトカム指標に基づき運営を行う方式に転換し、毎年度、指標に基づき業績の分析、評価を行うことが提言されました。
   これを受け、国土交通省道路局においては、平成15年度より、アウトカム指標を用いて、毎年度、業績の分析と評価を行い、その結果を公表するとともに、予算編成に反映する新たな道路行政マネジメントシステムを導入することとし、PLAN-DO-SEEサイクルによる効率的で透明性のある道路行政の運営に取り組んでいます。
   以上から、地域のニーズに合致し、生活実感にあった道路行政マネジメントを展開するため、以下のポイントを踏まえた都道府県版の「業績評価計画書」及び「達成度報告書」の策定が必要とされています。
 
【これからの道路行政マネジメントのポイント】
(1) 道路整備の目標(業績目標)をあらかじめ定量的に設定し、整備後に効果が確実に現れているかを評価しながら、道路行政を進めていきます。
(2) 道路整備の目標(業績目標)の設定について、従来の「道路整備の量」に加え、地域やひいては住民生活がどのように変化するかといった「よりわかりやすい目標(指標)」をも取り入れて進めていきます。
(3) 行政が立案する道路整備の目標(業績目標)及び達成度は、毎年度、県民の方々に広く情報を提供し、意見をいただきながら、道路行政を進めていきます。
 
 このような道路行政マネジメントを実践するための取り組みのひとつとして、「福島県新道路計画」の基本理念・基本目標を十分踏まえる必要があります。また、成果目標や供用目標など"5年後の姿を宣言(公表)"し、より効果的、効率的かつ透明性の高いみちづくりを進める「5年で見えるみちづくり(H17〜H21)」について、単年度毎に評価する必要もあります。以上から、当該年度の施策を対象に「福島の道づくりの達成度報告書/業績評価計画書」を策定します。
 
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