概要

右の画像は、建設省福島工事事務所が8月末豪雨の記録をまとめた冊子の見開きです。現在御覧のこのページで紹介している内容の冊子該当部分が、画像中に
で示されている部分です。


 福島県南部から栃木県北部にかけて、8月26日夕方から降り始めた集中豪雨により、本川上流部の真船観測所で総雨量が800mmを越え、須賀川上流平均雨量も300mmを超えた。この降雨により、須賀川観測所では計画高水位の7.915mを超え、最高水位は8.16mまで達した。
 今回の出水により、阿武隈川沿川では無堤防の至るところで氾濫し、浸水被害が発生している。また、二本松の杉田川合流点左岸の堤防が越水破堤したほか、漏水も多数発生しており、各市町村の水防団が対応にあたっている。
 県内各地の一般被害状況は、現時点で死者が10名、負傷14名、全半壊41戸、床上浸水756戸、床下浸水1,726戸と甚大な被害状況となっている。
 このように、阿武隈川全川としては昭和61年8月洪水以来の大洪水となり、今後影響すると思われる台風4号も近づいていることから、予断を許さない状況となっている。



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