指定水位(通報水位)
阿武隈川の水位が、基準観測所において「指定水位」を超え、さらに水位の上昇が予想される場合には、河川管理者である福島河川国道事務所が当該基準観測所受け持ち区間に対し、水防警報の「待機・準備」を発令します。その情報は福島県、各市町村を経由し、その地域の水防団に伝達され、水防団は分団員を召集、出動の準備を始めます。 |
警戒水位(出動水位)
阿武隈川の水位が、基準観測所において「警戒水位」を超え、さらに水位の上昇が予想される場合には、河川管理者である福島河川国道事務所が当該基準観測所受け持ち区間に対し、水防警報の「出動」を発令し、その情報は福島県、各市町村を経由し、その地域の水防団に伝達され、水防団は河川の巡視を行い、必要な箇所では水防活動を開始します。
また、気象台と福島河川国道事務所が共同で、阿武隈川上流に「洪水注意報」を発表し、その情報は、気象台から福島県や各市町村、公共機関のほか、マスコミを通じて地域住民に伝達されます。
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危険水位
阿武隈川の水位が、基準水位観測所において危険水位を超えると予想される場合には、気象台と福島河川国道事務所が共同で、阿武隈川に「 洪水警報」を発表し、その情報は、気象台から福島県や各市町村、公共機関のほか、マスコミを通じて地域住民に伝達されます。
危険水位は、原則として 「洪水により相当の家屋浸水等の被害を生ずる氾濫の起こる恐れのある水位」として設定されており、洪水時に市町村から発令される 避難勧告や 避難指示の目安とされている水位です。 |
計画高水位(H.W.L:ハイウォーターレベル)
阿武隈川の河道整備や河川施設の設計を行うための基準となる水位で、洪水が発生した場合に河川の堤防などの施設が耐えられる最高の水位です。
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