◆土木学会選奨土木遺産である「萬世大路」
 
萬世大路 二ツ小屋隧道
 明治7(1874)年飯坂村等の第三区会所長立岩一郎が「栗子峠」の新道開鑿の件を福島県に建議。明治9年8月、初代山形県令に就任した三島通庸は、山形県の振興を目的に米沢から福島に抜ける道路建設を計画し、福島県令山吉盛典との協議で、山形側を「刈安新道」、福島側を「中野新道」として、同年11月より着工。明治14年10月に明治天皇の御巡幸に合わせて完成し、明治天皇から「萬世大路」と命名された。
 萬世大路は、福島市上町にある「道路元標」から米沢市相生町まで48.3km の明治に開設された新道で、昭和8年から自動車交通に対応して大改修工事が行われた部分の約14.4km とともに、平成24年度に土木学会選奨土木遺産として認定されている。
 この萬世大路は、昭和41年5月に現在の国道13号が開通するまで、大型貨物車両が行き交う大動脈であったが、大改修工事が行われた約14.4km は「廃道」となり、管理されないままに50年以上が経過し、栗子隧道では大崩落により通行できず、二ツ小屋隧道などでは劣化が進行している。しかしながら、市民ボランティアの枝払いや草刈りなどにより、歩いて散策できる「廃道の聖地」となっている。

萬世大路のあらまし・変遷
前世代(米沢街道)
第1世代(明治初期~)
第2世代(昭和初期~)
第3世代(現国道13号)
第4世代(東北中央自動車道)
萬世大路、栗子ハイウエイ、そして東北中央自動車道へ

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