2日目は、事前に実施した参加自治体へのアンケート(コンパクトシティ推進上の課題に関するアンケート)

の結果をもとに、多くの自治体が課題として抱えている2つのテーマ「中心市街地活性化と公共交通施策」と

「都市と農村の連携によるまちづくりの推進」について、盛岡市と横手市よりそれぞれの取組み事例を紹介

いただき、全体討論を行いました。

資料5:コンパクトシティ推進上の課題に関するアンケート調査結果の概要 [400KB]

 

 


― 盛岡市の取組みの概要 ―

「触れる・感じる・楽しむ元気なまち『もりおか』」を基本方針に中心市街地活性化に向けた各種事業を展開。

またこれら活性化を図る事業と一体的に推進する事業として、バス利用の促進やレンタサイクルの取り組み等

公共交通施策を推進している。

資料6:事例紹介「中心市街地活性化計画と公共交通施策等について」盛岡市 [3.5MB]

 

 


◆公共交通離れは時代のニーズの変化ばかりによるものではなく、「公共交通そのものが利用者にとって

利用しやすい環境にあるか」を今改めて考えることが重要

⇒バス停の位置やバスの運行形態など、利用者の立場に立って見直せば改善策は多い

◆公共交通を考える際には、バス・自転車・鉄道・徒歩など様々な要素を総合的に踏まえて、またそれを

どう組み合わせて利用していくかが重要

⇒事業者の違いなど課題は多いが、乗り継ぎ料金の見直しなどソフトの部分での調整は可能

◆土地利用の側から、公共交通の利用促進を図る取組みも今後重要

⇒駅周辺など公共交通がしっかりしたところへ意識的に市街化を促進するなど、土地利用サイドからの

公共交通利用促進

◆今後、地方部の公共交通施策を考えていく上では、身の丈公共交通として、自転車のあり方を考えて

いくことが必要

⇒中心部の店舗や住宅のセットバックして駐輪スペースにすることに補助を出すなど、自転車を街の風景

に取り込んでいく施策が中心市街地活性化の新たな視点

 

 

 

 

向かって

左:弘前大学・北原教授

中:福島大学・鈴木教授

右:東北大学・姥浦准教授

 

 

 

 

― 横手市の取組みの概要 ―

「農地改廃による市街地の拡大」が進んだことから「横手市うるおいのあるまちづくり推進要綱」を制定し、

大規模な開発の乱立を防止。また、市町村合併によって複数となった都市計画区域について、区域毎に異な

る都市計画税の問題について検討。なお、現在策定中の都市計画マスタープランにおいては、拠点機能を

強化する都市基盤整備や、地域の歴史や個性を保全するまちづくりを推進することとしている。

資料7:事例紹介「都市と農村の連携によるまちづくりの推進」横手市 [1.9MB]

 

 


◆東北地方の都市計画・コンパクトシティを考える上で、農業の保全・ 活性化は重要

◆農業を保全する土地利用を、都市計画サイドから働きかけることが、今後は必要

◆フレキシブルな線引き制度を活用し、土地利用のコントロールを進めることが重要

◆「うつくしい都市、豊かな市街地を目指した都市の将来像」を住民と共有することが必要

◆農村部は都市の資源ととらえ、今後は成熟した都市を育てるマネージメントの考え方が

都市計画に求められている

 

 

 

 

 

全体討論・会場の様子