記者発表資料
平成18年04月11日
山形県

国土交通省東北地方整備局
山形河川国道事務所


2006/04/11 09:00 【防災情報】 山形県及び山形河川国道事務所 防災情報 (第3報)


山形県朝日町字大船木地区地すべり発生について

 4月7日に発生した上記地区の地すべりについて、これまで実施した対策と状況等の概要をお知らせします。

1.地すべり概要
 (1)発生場所
   山形県朝日町字大船木地区(最上川河口から約160.5q左岸)

 (2)概要
   地すべりは、長さ約100m、幅約70m、県道は約25m崩落し、最上
   川への土砂押し出しは約30m。(別紙 平面・横断図参照)

2.緊急的な対応実施状況
 (1)地すべり対策(山形県 農村計画課)
    @地すべり内の沢水処理
    A雨水浸入防止のための亀裂部等のブルーシート設置等の応急処置
  B東五百川の切廻し作業(4月10日朝から工事、4月11日中に終了予定)
    C対策工事に向けた調査(測量・ボーリング調査等)準備中

 (2)監視対策
    @24時間監視(計器による監視)
      ァ)計測計器による監視(国土交通省)
        ・伸縮計9基設置による監視(うちリアルタイムで5基の観測データ
    入手)
        ・測量機器による観測(土砂押し出し部の監視)
      ィ)目視による現地状況把握及び監視(国土交通省)

  A道路監視(目視)
   一日2回(午前、午後)道路施設状況監視(村山総合支庁西村山道路計画
  課)
   
3.4月11日 9時現在の状況
 (1)道路状況あるいは小屋・すべり面の上部について、目視による大きな変
  化は見られない。

 (2)計測機器による変化
    @伸 縮 計 : 崩落した上部法面において、測定位置S-1(4月8日15時か
   ら4月11日9時までの累計)で約6oの変位
    A測量計器 : 変化は見られない

4.地すべり災害復旧実務担当者による会議の開催
     4月7日の現地検討会に基づき、4月10日に県と国土交通省山形河川国
  道事務所の関係機関が今後の対応等について検討し協力・連携して地すべり
  災害の早期復旧を図ることを確認した。
   今後も継続して会議を開催していく



                  地すべり発生箇所 位置図

                  地すべり 崩落状況写真

                  地すべり発生箇所 平面図

                  地すべり 崩落状況横断図

問い合わせ先
山形県農林水産部 農村計画課(大浦課長補佐)
 電話023-630-2510
山形県土木部 河川砂防課砂防室(寒河江室長補佐)
 電話023-630-2635
山形県土木部 道路課保全整備室(亀井室長補佐)
 電話023-630-2610
国土交通省山形河川国道事務所(佐藤防災対策推進官)
 電話023-688-8421