緊急情報/防災情報 |
平成20年7月2日 18時00分 |
東北地方整備局 岩手河川国道事務所 |
【砂防防災情報】 (非常体制)岩手県内陸南部を震源とする地震災害について(第31報) |
平成20年6月14日の「岩手・宮城内陸地震」に伴う土砂災害対策について、本日の対応状況をお知らせいたします。 市野々原地区では、仮排水路の拡大作業を継続しています。 産女川地区では、工事用道路造成を完了させるとともに、除石工等の作業を継続実施しております。 |
1.市野々原地区の状況 ・河道閉塞(天然ダム)の状況に異常は見られておりません。 ・昨日17時からの水位上昇はありません。 ※本日の水位状況(17時現在):昨日夕方(17時)と同じ水位 ※河道閉塞(天然ダム)による湛水位と背後地(水田等)の地盤高の 比高差は約6.6m 2.産女川地区の状況 ・土石流の発生など、産女川の状況に異常は見られておりません。 3.本日の作業状況 ○市野々原地区 ・仮排水路の断面拡大(さらに約8mの拡幅)作業を継続。 ※仮排水路全区間(約L=120m)において岩盤を破砕しながら掘削作業を実施。 ※本日は、19:00まで作業予定。 ・河道閉塞(天然ダム)箇所周辺のボーリング調査に向けた準備作業に着手。 ・各種観測機器により河道閉塞(天然ダム)の状態監視を継続中。 ※移動杭6基、ワイヤーセンサー1基、水位計2基、監視カメラ2基 ○国道342号大規模土砂崩落箇所〔矢櫃(やびつ)工区〕 ・監視カメラ(1基)により現場状況把握を継続中。 ○産女川地区 ・竜ノ口砂防えん堤では、除石工(堆積土砂の撤去作業等)を継続。 ・瑞山砂防えん堤では、工事用道路造成作業を完了。 ・安全対策の拡充を図るため、遠隔監視機器の設置作業を継続。 ※ワイヤーセンサー(土石流センサー)1基、雨量計1基、通信設備1式 ・各種観測機器により産女川の状態監視を継続中。 ※ワイヤーセンサー1基、雨量計1基、監視カメラ1基 4.明日の予定 ○市野々原地区 ・仮排水路の断面拡大作業を継続。 ・本格的な復旧計画を作成するため、ボーリング調査を継続。 ・各種観測機器により、河道閉塞(天然ダム)箇所周辺の状態監視を継続。 ○産女川地区 ・竜ノ口砂防えん堤においては、除石工を継続実施する予定。 ・瑞山砂防えん堤においては、河道内の伐採作業等に着手する予定。 ・安全対策の拡充を図るため、遠隔監視機器の設置作業を継続。 ・各種観測機器により産女川の状態監視(土石流の監視)を継続。 5.岩手河川国道事務所の体制 ・非常体制(河川) 6.注意事項 ・危険であるため、工事現場への立ち入りは禁止しております。 (万一、事故が発生した場合、工事が停止してしまいます。ご協力願います。) ・一関市災害対策本部より「警戒区域」への立ち入りを許可された場合でも、 工事現場への立ち入りは禁止ですので、十分留意願います。 7.その他 ・引き続き、地震・防災情報に注意して下さい。 〈発表記者会:岩手県政記者クラブ〉 |
問い合わせ先 |
問い合わせ先 東北地方整備局 岩手河川国道事務所 計画課長 奥山吉徳(261) (直通TEL:019−624−3179) |