緊急情報/防災情報 |
平成20年6月29日 18時00分 |
東北地方整備局 岩手河川国道事務所 |
【砂防防災情報】 (非常体制)岩手県内陸南部を震源とする地震災害について(第28報) |
平成20年6月14日の「岩手・宮城内陸地震」に伴う土砂災害対策について、本日の対応状況をお知らせいたします。 市野々原地区では、仮排水路断面の拡大を図っているほか、産女川(うぶすめかわ)地区では、竜ノ口砂防えん堤において、除石作業を継続実施中です。 なお、被災地周辺では、本日午後より雨が降りだしたことから、二次災害発生防止のため、産女川(うぶすめかわ)地区の除石作業は、16時で本日の作業は中止しました。 また、今後の現地状況については、関係機関と連携して、監視体制を強化して参ります。 |
1.市野々原地区の状況 ・"天然ダム"の状況に異常は見られておりません。 ・昨日17時からの水位上昇は、ほとんどありません。 ※本日の水位状況(17時現在):昨日夕方(17時)より2cm低下 ※天然ダムによる湛水位と背後地(水田等)の地盤高の比高差は約6.5m 2.産女川地区の状況 ・土石流の発生など、産女川の状況に異常は見られておりません。 3.本日の作業状況 ○市野々原地区 ・仮排水路の断面拡大(さらに約8mの拡幅)作業を継続実施。 ※仮排水路全区間(約L=120m)において岩盤を破砕しながら掘削作業を継続。 ・各種観測機器により"天然ダム"の状態監視を継続中。 ※移動杭6箇所、ワイヤーセンサー1箇所、水位計2箇所、監視カメラ2台 ○国道342号大規模土砂崩落箇所〔矢櫃(やびつ)工区〕 ・監視カメラ(1台)により現場状況把握を継続中。 ○産女川地区 ・竜ノ口砂防えん堤においては、除石作業を継続実施。 ・瑞山砂防えん堤においては、工事用道路の造成作業を継続実施。 ・各種観測機器により産女川の状態監視を継続中。 ※ワイヤーセンサー1箇所、監視カメラ1台 4.明日の予定 ○市野々原地区 ・仮排水路の断面拡大作業を継続実施。 ・各種観測機器により"天然ダム"の状態監視を継続。 ○産女川地区 ・竜ノ口砂防えん堤においては、除石作業を継続実施。 ・瑞山砂防えん堤においては、工事用道路の造成作業を継続実施。 ・ワイヤーセンサー1箇所、雨量計1箇所の増設を完了する予定。 ※ワイヤーセンサー2箇所、雨量計1箇所、監視カメラ1台となる予定 5.岩手河川国道事務所の体制 ・非常体制(河川) 6.注意事項 ・危険であるため、工事現場への立ち入りは禁止しております。 (万一、事故が発生した場合、工事が停止してしまいます。ご協力願います。) ・一関市災害対策本部より「警戒区域」への立ち入りを許可された場合でも、 工事現場への立ち入りは禁止ですので、十分留意願います。 7.その他 ・引き続き、地震・防災情報に注意して下さい。 〈発表記者会:岩手県政記者クラブ〉 |
問い合わせ先 |
問い合わせ先 東北地方整備局 岩手河川国道事務所 計画課長 奥山吉徳(261) (直通TEL:019−624−3179) |