記者発表資料 |
平成17年9月22日 |
北上川ダム統合管理事務所 |
田瀬ダム貯水池で過去最大規模のアオコ発生 |
田瀬ダム貯水池では、近年日差しが多く、湖の水温が上昇する夏場にはアオコが発生するようになり、定期的に水質調査やアオコ発生状況を監視しています。 今年度は7月8日からアオコか湖岸部に発生しているのが確認されており、現在は湖面一面に発生しており、アオコの発生が確認されてから最大規模の発生状況となっており、北上川ダム統合管理事務所では監視体制を強化しています。 田瀬ダムではアオコの発生を抑制するために、平成17年度から平成18年度にかけて対策を実施します。 |
田瀬ダム貯水池では、平成12年頃からアオコの発生が確認されるようになってきております。 今年度は7月8日からアオコか湖岸部に発生しているのが確認されており、現在は湖面一面に発生しており、アオコの発生が確認されてから最大規模の発生状況となっております。 アオコとは湖の水が窒素やリンなどの栄養分が多くなることにより、特定の植物プランクトン(藍藻類:ミクロキスティス)が異常増殖し、水面に緑の膜が浮かび上がる現象のことで、強い日差し、高水温、高栄養塩類濃度、水の滞留といった条件下で発生する富栄養化現象の1つです。 アオコが発生すると、腐敗による悪臭やカビ臭などの異臭、酸欠による魚の斃死、浄水場のろ過障害等が発生する他、景観や水利用の面でも支障となる可能性があることから北上川ダム統合管理事務所では監視体制を強化しております。 田瀬ダムでは、今年度から新規に都市水環境整備事業が採択されており、18年度までの2ヵ年でアオコの発生を抑制する対策を実施することとしています。 対策は、湖内に曝気施設を設置してダム湖の水を循環させ植物プランクトンを無光層へ移動させることにより発生を抑えるものです。 |
9月13日 アオコ発生状況写真(貯水池全体) |
9月13日 アオコ発生状況写真(ダムサイト付近) |
問い合わせ先 |
国土交通省 東北地方整備局 北上川ダム統合管理事務所 電話 019−643−7973 副 所 長 中 村 巌 調査課長 高橋 大三 |