記者発表資料
平成16年3月26日
福島河川国道事務所


一般国道4号本宮拡幅の一部4車線化について



【1.概要】 

 一般国道4号 本宮拡幅の一部(本宮町内650m)が供用します。今回の供用で全線8.9km区間のうち、本宮町内6.0kmが全線4車線供用します。
      
   

    注)供用式典などのイベントは開催いたしません。
              
【2.事業の概要】

 一般国道4号本宮拡幅は、交通混雑の緩和と交通安全の確保を目的に、昭和53年度に事業化になり、設計・用地補償を行いながら、昭和55年度に東北縦貫自動車道本宮IC周辺の4車線工事に着手しました。
 これは、昭和56年8月の東北縦貫自動車道の供用にあわせてたものであり、昭和56年度には、本宮IC交差部の前後0.9kmの4車線化が終了しました。

 その後、昭和57年度からは、引き続き本宮町市街地に向けて北伸し、昭和63年度までには、約1.2kmの4車線化が終了し、平成9年度までには3.5km、平成14年度までには5.3kmの4車線化が終了しました。

 そして、この度、本宮町内全線6.0km区間の4車線が終了し、供用します。

   〜本宮拡幅8.9kmの事業経緯〜
              調査開始 昭和53年度
              事業着手 昭和53年度(本宮町6.0km区間)
              用地着手 昭和54年度
              工事着手 昭和55年度
              供用年次 昭和56年度〜 順次4車線化供用
              事業延伸 平成14年度(大玉村2.9km区間)
              (途中の供用年次、延長は、別紙参照
              
【3.道路諸元】

             道路規格:第3種第1級
             設計速度:80km/h
             供用区間:(自)安達郡本宮町字中台〜(至)安達郡本宮町字南ノ内 延長650m
             車線数 :4車線
              
【4.整備効果など】

(1)渋滞の解消
 供用によって、主要渋滞ポイントの「万世交差点」「戸崎ロータリー」の渋滞解消が図られるなど、交通量が増加する近年にも、整備効果をあげています。
  (渋滞時間、渋滞延長の変化は、下記参照)
      ■万世交差点
            最大渋滞長650m、最大通過時間16分(平成14年12月調査)
            最大渋滞長50m、最大通過時間1分(平成15年9月調査)

   ■戸崎ロータリー部
            最大渋滞長1,000m、最大通過時間18分(平成14年12月調査)
            最大渋滞長90m、最大通過時間2分(平成16年3月調査)

(2)沿道開発
 本宮拡幅が順次供用していく中で、本宮町内には工業団地の造成(本宮北工業団地A=31ha H10造成完、本宮工業団地A=98ha H14造成完)が進み、現在では3,200人の新規雇用も創出しています。

(3)地域活動
 本宮拡幅は、地域の方々とも協議会など重ね、整備してきました。
 昨年では、供用した「安達太良大橋」「戸崎跨道橋」「百日橋」の橋名板を、地元の小中学生に執筆を公募して、平成16年2月23日には、橋名板のお披露目もしました。
 また、過去(平成11年3月)には「本宮町福祉研究会」が結成され、地区内の横断地下歩道のあり方など、地域の方々と共に「みちづくり」を行ってきました。

 最近では、万世地下歩道エレベーターの事故など、反省すべき点もありました。
 今後は、反省と経験を踏まえ、皆様にご理解頂ける「みちづくり」「まちづくり」を進めていきますので、なお一層のご理解・ご協力お願い致します。
              
【5.今後の事業予定について】

 郡山〜福島間で唯一、2車線で残されている大玉村内の2.9km区間については、平成15年度より用地買収を進め、平成16年度には、安達太良ドリームライン(村道大山松沢線)付近で一部工事に着手する予定です。
 今後も事業の促進を図り、早期供用を目指して、努力して参ります。
 なお、供用後の整備効果については、今後調査を実施し、記者発表の他、ホームページ等にも掲載する予定です。

標準横断図
標準横断図

供用間近の本宮拡幅(今回供用する区間)
供用間近の本宮拡幅(今回供用する区間)


問い合わせ先
国土交通省 東北地方整備局 福島河川国道事務所
 〒960-8584 福島市黒岩字榎平36番地
  TEL 024-546-4331  FAX 024-544-2497
   副所長(道路) 加藤 朝雄 (内線205)
   工務第二課長  横山 修司 (内線411)