記者発表資料 |
平成22年3月8日 |
仙台河川国道事務所 名取市 |
あんどん松を保全した堤防整備のために 〜あんどん松の影響範囲を把握するために根の調査を実施します〜 |
名取市閖上地区の堤防(名取川右岸1.0〜1.6k)は、その上下流区間の堤防に比べ堤防断面が小さく、洪水を安全に流下させる機能に不足があるため、堤防の拡幅が必要です。 一方、当該区間には、近接して藩政時代の伊達藩が植えた通称「あんどん松」と呼ばれる松並木があり、名取市では「閖上土手の松並」の名称で登録文化財に登録(平成19年1月31日登録)しています。 名取川河川整備計画では、「あんどん松」等の良好な河川景観を保全しつつ、当該区間堤防の拡幅(堤防の量的整備)を行い、洪水を安全に流下させることとしています。 松等の樹木が堤防内に進入すると、倒伏時の堤防の損傷、枯れた場合の空洞化等、堤防の機能に支障が生じるため、「あんどん松」を保全しつつ、堤防の機能を確保していかなければなりません。 そのため、「あんどん松」の根の範囲を調べ、その生育に必要な範囲を確定することを目的に、名取市と共同で調査を行います。なお、調査結果は、その後の堤防設計に反映させるほか、「あんどん松」の保全に活用します。 |
調査月日:平成22年3月9日〜19日(予定) 調査位置・調査概要:別添資料参照(249KB) <記者発表先> 宮城県政記者会、東北電力記者クラブ、東北専門記者会 |
問い合わせ先 |
(あんどん松の根の調査について) 国土交通省 東北地方整備局 仙台河川国道事務所 調査第一課長 齊藤 正道(内線351) TEL:022-248-4131(代表) 仙台市太白区郡山5-6-6 (あんどん松及び一帯の管理について) 名 取 市 TEL:022-384-2111(代表) 名取市増田字柳田80 建設部建設課長 高橋 伸吉(内線230) 教育部文化振興課長 川村 益男(内線640) ※[文化財担当] |