【防災情報】渇水情報（第４号）～東北地方整備局渇水対策仙台支部（注意体制）を解除～

【防災情報】渇水情報（第４号）
～東北地方整備局渇水対策仙台支部（注意体制）を解除～

　東北地方整備局仙台河川国道事務所では、名取川及び広瀬川の水量が減少し、渇水の基準流量を下回ったため、７月８日より渇水対策仙台支部（注意体制）を設置しておりましたが、８月１３日以降の雨により、河川の水量も回復し、今後も降雨が期待できることより、本日８月２１日１３時仙台支部の体制を解除しました。

　今後については、上流大倉ダムの貯水率の回復、降雨に関する予想、並びに農業用水の使用量の低下などから、河川水量の状況は比較的良好な状況となるものと想定されます。

（参　考）
　8月21日8時の水量は、名取川の基準観測所　名取橋では約63.99m3/s（渇水基準流量1.50m3/s）、広瀬川の基準観測所　広瀬橋では約79.17m3／s（渇水基準流量1.00m3/s）となっております。

　注意体制期間中の最小流量は、名取橋では約1.15m3/s（7月8日10時）、広瀬橋では約0.93m3/s（8月4日3時）まで、水量が低下しておりました。

　広瀬川上流の大倉ダムにおいても、貯水率が約４２％（8月21日９時）まで回復しております。
　８月５日に開催された「名取川水系渇水情報連絡会」では、引き続き小雨が続いた場合、８月２０日は貯水率２５％を下回ることも想定され、更なる渇水（節水）対応などについて議論する予定となっておりました。

　今後については、引き続き降雨が期待できること、農業用水の使用量も低下することより、河川の流況は比較的良好な状況となるものと想定されます。

発表記者会：宮城県県政記者会・東北電力記者会・東北専門記者会