記者発表資料 |
平成20年5月9日 |
仙台河川国道事務所 |
名取川の水環境の改善に向けて 〜釜房ダムと連携し、暫定的に水を融通〜 |
東北地方整備局仙台河川国道事務所と釜房ダム管理所が連携し、釜房ダムに確保されている環境用水のための流量0.5m3/sを暫定的に放流することで、名取川の水量回復を図ります。 放流期間 :5月10日8時30分〜15日(予定) また、仙台河川国道事務所は、東北地方整備局渇水対策仙台支部(注意体制)を本日の17時に設置し、河川の状況やダムの状況、今後の気象等について情報の共有化を図るとともに、各利水者の適正な取水管理や渇水時における関係機関の連携の強化を図ります。 |
1.実施経緯及び内容 現在、名取川の水量は基準観測所 名取橋において、約0.89m3/s(5月9日16時現在)程度となっており、魚類等の生育環境(アユの稚魚など)に必ずしも適している状況にあるとは言えません。 そのため、広瀬川及び笊川環境用水導入事業により、釜房ダムに確保している水量を5月10日8時30分〜15日(名取川頭首工の取水量が大きい代かき期間を対象、16日以降の取水量は1.12m3/s減少)(予定)に限り、暫定的に名取川に放流し、水量の回復を図るものです。 今現在、広瀬川の流量が比較的安定(基準観測所 広瀬橋約2.2m3/s 5月9日9時現在)、さらに、取水量が大きい愛宕堰の代かき期が本日12時で終了し、更に流量が確保されることから、暫定的にこの水を活用し、名取川の水量の回復を図るものです。 したがって、名取川の流量の自然増加、または広瀬川の水量が厳しくなってきた場合は、今回の暫定放流は速やかに中止するものです。 2.実施期間 5月10日8時30分〜15日(予定) 発表記者会:宮城県政記者会・東北電力記者会・東北専門記者会 |
問い合わせ先 |
仙台河川国道事務所 仙台市太白区郡山五丁目6−6 (TEL 022-248-4131) 副所長(河川) 南 文彦 (204) 河川管理課長(河川) 堀井 一保 (331) 釜房ダム管理所 柴田郡川崎町大字小野字大平山10−6 (TEL 0224-84-2171) 管理所長 松川 正彦 (201) 管理係長 稲垣 憲明 (332) |