記者発表資料 |
平成19年6月27日 |
岩手河川国道事務所 |
八幡平山系土砂災害危険箇所の点検結果について |
梅雨等による豪雨が発生し、土砂災害の危険性が増す時期にさしかかりますが、岩手河川国道事務所では、八幡平山系の直轄砂防事業管内における土砂災害危険箇所および砂防施設等を対象に、6月18日から20日までの3日間に渡り点検を行いました。 この結果、緊急的に対応が必要な箇所は確認されませんでしたが、今後とも大雨や地震後に継続して点検を行う予定です。 |
1.点検実施日時と参加人員について 6月18日八幡平市方面、19日雫石町方面、20日雫石町葛根田川方面の土砂災害危険箇所および砂防施設など、合計39箇所を点検。 危険箇所点検は、砂防ボランティア岩手県協会の協力のもと、岩手県および地元市町(八幡平市、雫石町)職員など延べ43名の参加で行いました。 2.点検対象と点検結果について ◆砂防完成施設の箇所 点検数16箇所:付属施設(西根床固工群〔八幡平市平笠〕及び葛根田川1床固工 〔雫石町〕の木製手すり)の腐食など確認されましたが、砂防施 設の破損等の異常は確認されませんでした。 ◆過去に災害が発生した箇所 点検数 4箇所:危険な状況は確認されませんでした。 ◆地すべり危険箇所 点検数 2箇所:現在は異常は認められませんが、豪雨発生後や地震後には再点検が 必要と判断されます。 ◆土石流危険渓流 点検数17箇所:豪雨発生時には、土石流やがけ崩れが発生する危険性もあるため、 広報誌等で地域住民への周知が必要と判断されます。 点検状況はこちら(223KB) 3.点検後の措置および今後の対応 付属施設(手すり)の補修は早急に行いますが、補修までの間は十分に注意をお願いします。 また、点検参加者の個別点検表についてとりまとめ、関係機関へ周知するとともに、豪雨発生後(総雨量80mm以上で砂防施設、総雨量120mm以上で土石流危険渓流等を点検)および地震発生後(震度4以上で砂防施設、震度5以上で土石流危険渓流等を点検)には、今回点検した箇所について再点検を行い、今後とも異常の有無を確認します。 <発表記者会:岩手県政記者クラブ> |
問い合わせ先 |
国土交通省 東北地方整備局 岩手河川国道事務所 〒020-0066 盛岡市上田4丁目2−2 工務第一課直通 019−624−3198 工務第一課長 佐藤 正明(内線311) |