記者発表資料 |
平成19年2月13日 |
東北地方整備局 |
少雪・暖冬傾向をにらみ、「渇水情報連絡会」を臨時開催 |
東北地方では、昨年末から少雪、暖冬傾向が続いています。 現時点では、河川流量、ダム流入量ともに平年と比較して顕著な変化は見られないものの、今後も少雪、暖冬傾向が続いた場合、春先の水利用を融雪に多く依存する東北地方においては、春先以降の水利用や河川環境に大きな影響が生じる可能性があると懸念しています。 このため、東北地方整備局では、当面の対応として、気象台や利水関係機関等との情報交換を早い段階から行っていくことが必要と判断し、2月下旬までを目途に、各一級水系毎に「渇水情報連絡会」を臨時に開催することにしました。 |
1.「今後も少雪、暖冬傾向が続いた場合に想定される影響」について ○記録的な少雪により、流域内に保有する水資源量が平年に比較して、相当少なくなることが想定されます。 このため、融雪に大きく左右される4〜6月期の河川流量が大きく低下する可能性があります。 ○記録的な暖冬により、融雪時期が平年に比較して、相当早まることが想定されます。 このため、農業用水の需要のピークを迎える5〜6月期に、十分な河川流量を維持することが難しくなる可能性があります。 ○上記の現象が重なった場合には、さらに河川流量が低下する可能性があります。 ※「少雪と暖冬の状況」は別紙−1(86KB)、「河川・ダムの流量状況」は別紙−2(203KB)。 2.「渇水情報連絡会」について 1)目的 河川管理者、気象台、各利水者の関係機関が渇水に関して情報交換を行い、円滑な水使用並びに河川環境の保全を図ることを目的としています。 2)構成 ○河川管理者(東北地方整備局、県) ○気象台 ○利水関係機関(東北農政局、県・市町村農林部局、水道事業者、発電事業者 等) 3)主な議題 @気象概況・積雪状況、今後の予報等 A各河川の流量の状況 B各ダムの状況 C連絡体制の確認、各利水者からの情報提供 等 4)渇水情報連絡会の開催日時等 各河川における「渇水情報連絡会」の開催日時・場所等の詳細につきましては、別途、担当事務所が記者発表します。 なお、開催予定日は、別表(65KB)のとおりです。 <発表記者会> 東北6県県政記者会、東北電力記者クラブ、東北専門記者会 |
問い合わせ先 |
[本件に対するお問い合わせ先] 国土交通省 東北地方整備局 河川部 河川環境課 河川環境課長 松川 正彦 (内線 3651) 流水管理係長 小田桐 淳司 (内線 3671) 仙台市青葉区二日町9−15 022-225-2171(代) FAX 022-215-3754 |