水質事故に備え、オイルフェンス設置訓練を実施～灯油等の扱いが増える冬季を前に～

水質事故に備え、オイルフェンス設置訓練を実施
～灯油等の扱いが増える冬季を前に～

河川の水質保全は、河川の適正な利用及び流水の正常な機能の維持、並びに河川環境の保全のために重要なことですが、万が一水質事故が発生した場合の危機管理の一環として、雄物川及び子吉川水系に組織されている水質汚濁対策連絡協議会による『水質事故緊急措置演習』を実施します。
　昨年の雄物川水系における水質事故件数は、過去最高の３７件を記録しました。特に、記憶に新しい「１８豪雪」による影響が顕著で、落雪によるホームタンクのバルブや給油パイプの破損、除雪による貯油施設の損壊が目立ちました。このような中、１月初めには仙北市において約9,000㍑の重油が流出する事故が発生しました。例年、管内においては、水質事故の原因物質は油流出が９割以上を占め、事故原因では５割以上が機器の操作ミスや管理不備などの人為的ミスです。これから、一般家庭等で灯油などの取り扱いが増える冬季を迎えますので、より一層の事故防止活動が必要であると同時に、事故が発生した場合は、迅速・適切な対応により、河川への影響を最小限に抑える必要があります。
　今年度は、下記のとおり実施することになりましたので、お知らせします。

                                     　　　　　　記

　　　１．雄物川水系（秋田河川国道事務所管内）

          日　　時：平成１８年１０月２０日（金）　１４：００～１５：３０

          場　　所：雄物川右岸６．６ｋ付近　古川排水樋門（秋田南大橋直上流）

          演習内容：古川に油が流出し、古川排水樋門まで到達した事を想定した措置演習
                   （水路等流下拡散防止工法・オイルフェンス設置ほか）

　　　２．子吉川水系

          日　　時：平成１８年１０月２６日（木）　１３：３０～１５：３０

          場　　所：笹子川牛越橋上流付近

          演習内容：笹子川沿川地内で油流出事故が発生し、笹子川まで到達した事を想定した措置演習
                   （水路等流下拡散防止工法オイルフェンス設置ほか）



        発表記者会：秋田県政記者会・秋田魁新報社由利本荘支局・読売新聞社由利本荘通信部