記者発表資料 |
平成21年2月13日 |
岩手河川国道事務所 |
岩手山噴火時の被害軽減のため緊急的な砂防計画の作成を開始します 〜 学識経験者や防災行政関係者により「岩手山火山噴火緊急減災対策砂防計画検討委員会」を開催 〜 |
国土交通省東北地方整備局岩手河川国道事務所では、下記のとおり「第1回岩手山火山噴火緊急減災対策砂防計画検討委員会」を開催します。 岩手河川国道事務所では、平成12年3月に「岩手山噴火対応火山砂防計画基本計画書」を策定し、以降現在まで降灰後の降雨に伴う土石流に対するハード対策を主体とした事業を実施しております。その後火山活動は終息したものの、山麓にはスキー場や温泉施設が数多く分布するとともに、東北縦貫自動車道などの重要交通網が通っているため、大規模な噴火に至った場合には、これら保全対象に大きな被害を与えることが予想されます。このため、いつどこで起こるか予測が難しい火山噴火に備え早急な対策の実施が求められています。 しかし、火山噴火に起因する土砂災害を防止するための施設整備には多大な事業費と長い期間を必要とします。このため、平成19年4月に国土交通省砂防部により策定された「火山噴火緊急減災対策砂防計画策定ガイドライン」に基づき、火山噴火に伴い発生する土砂災害に対して、緊急対策を迅速かつ効果的に実施し、被害をできる限り軽減(減災)するために火山及び砂防の学識者と防災行政関係者により「岩手山火山噴火緊急減災対策砂防計画」の作成を開始します。 |
問い合わせ先 |
国土交通省 東北地方整備局 岩手河川国道事務所 盛岡市上田四丁目2-2 副所長(河川) : 稲葉 護 調査第一課長 : 若公 崇敏 直通 019-624-3166 |