ダムに関する用語川に関する用語雨に関する用語
ダムに関する用語 ▲top
ダムの貯水位・容量についてその他のダムについて
利水
ダムの貯水位・容量について ▲top
貯水位ちょすいい [m] 現在、ダムにたまっている水の水位で標高で示されます。
貯水率ちょすいりつ [%] 利水容量に対する現在の貯水量の割合で示します。
設計洪水位せっけいこうずいい [m] 予想される最大の洪水(200年に一回程度)が発生した時の流量を設計洪水流量といい、そのときの貯水池の水位を設計洪水位といいます。
洪水時最高水位こうずいじさいこうすいい [m]
洪水時、一時的に貯水池に貯めることが出来る最高の水位です。
平常時最高貯水位へいじょうじさいこうちょすいい [m] ダムの目的の1つである利水目的(水道、かんがい、工業用水など)に使用するために、貯水池に貯めることが出来る最高水位。貯水池の水位は、渇水と洪水の時期以外は常時この水位に保たれます。
洪水貯留準備水位こうずいちょりゅうじゅんびすいい [m] 洪水期(6月11日から10月10日)は、洪水調節のための容量を確保するため、洪水時以外はこの水位以下を目標に水位を調節します。
最低水位さいていすいい [m] 利水のために貯留する最低基準水位。この水位では利水容量がゼロとなり
取水や補給が出来なくなります。ダムが空の基準水位。
総貯水容量そうちょすいようりょう [m3] 洪水調節容量、利水容量、堆砂容量の合計。
洪水調節容量こうずいちょうせつようりょう [m3] 【洪水期】洪水貯留準備水位から洪水時最高水位までの容量。
【非洪水期】平常時最高貯水位から洪水時最高水位までの容量。
利水容量りすいようりょう [m3] 【洪水期】最低水位から洪水貯留準備水位までの容量。
【非洪水期】最低水位から平常時最高貯水位までの容量。
堆砂容量たいさようりょう [m3] 一定期間(100年間)にダム貯水池に堆積すると予想される流入土砂を貯めておくことが出来る容量。
流入量りゅうにゅうりょう [m3/s]
ダムに流れ込んでいる水の総量。
放流量ほうりゅうりょう [m3/s] ダムから下流に流している水量と、ダムから水道用水のために取水している水量の合計。下流へ流している水量は、放流量から約1.6m3/sを引いた水量になります。
 
その他のダムについて ▲top
貯水池 ちょすいち ダムによって川がせき止められて出来た人工の湖のこと。ダム湖ともいう。
洪水期 こうずいき 雨が多く降る時期で、主に夏。(摺上川ダムでは6/11~10/10)洪水期に入る前に貯水池の水量を減らし、大雨を貯める分の容量を確保しておきます。そのため、貯水池の水位は、洪水期直前には低くなります。
非洪水期 ひこうずいき 洪水期以外の時期。雨が少ない時期で、貯水池の水位は高くなっています。
洪水調節 こうずいちょうせつ
ダムなどの貯水池に洪水の水の全部、または一部を貯めることによって、ダム下流へ流れる水の量を調節すること。これにより、ダム下流で起こる洪水を未然に防いだり、被害を軽減することができる。
ダムサイト だむさいと ダムの建設用地。
試験湛水 しけんたんすい ダムが完成した後に行う、貯水してダムに問題がないかをチェックするための試験。洪水時最高水位まで貯めてから最低水位まで放流し、ダム本体、放流設備、貯水池周辺等の安全性を検証します。
試験湛水が終わって安全性が確認された後、管理に移行します。
 
川に関する用語 ▲top
水位
はん濫危険水位 はんらんきけんすいい 洪水により、相当の家屋浸水等の被害を生じるはん濫の恐れがある水位。
避難判断水位 ひなんはんだんすいい 市町村長の避難勧告等の発令判断の目安、住民の避難判断の参考。
はん濫注意水位 はんらんちゅういすいい 市町村長の避難準備情報等の発令判断の目安、住民のはん濫に関する情報への注意喚起、水防団の出動の目安。
水防団待機水位 すいぼうだんたいきすいい 水防団が出動のために待機する水位。
基本高水流量 きほんこうすいりゅうりょう
ダムなどの水を貯める施設がない状態での川の流量。
計画高水流量 けいかくこうすいりゅうりょう ダムなどに水を貯めることで川の水量を減らした状態での、川の流量。
計画高水位 けいかくこうすいい 計画高水流量が河川改修後の河道断面(計画断面)を流下するときの水位。
実際の河川水位が計画高水位を多少越えただけなら、堤防の高さには余裕があるのですぐに堤防からあふれ出すことはありません。
正常流量 せいじょうりゅうりょう 川の環境や景観を守り、川やその周辺の生態系を保全するために必要とされている水の流量。
 
雨に関する用語 ▲top
時間雨量 じかんうりょう [mm] 正時から正時までの1時間に降った雨量。
累加雨量 るいかうりょう [mm] 降り始めからの雨量。累加雨量が大きく影響する土砂災害等の見極めに
有効です。雨が降らない時間が一定時間(6時間)続くとリセットされ、
その後に雨が降り出すとそれを新たな雨(降り始め)とします。
流域平均時間雨量 りゅういきへいきんじかんうりょう [mm] ダム流域内の観測所で測定された時間雨量の平均。観測所毎の支配面積
を考慮して算定されています。
流域平均累加雨量 りゅういきへいきんるいかうりょう [mm] 上記流域平均時間雨量の累加雨量。